雨の多い屋久島のトレッキングに重要なのがレインパンツ。
雨の侵入を防ぐのはもちろん、歩きやすさを左右する重要なアイテムです。
ちょっとこだわるだけで、雨の日の屋久島のトレッキングの歩きやすさが大きく変わります。
本記事では屋久島のトレッキングにおすすめのレインパンツを多数ご紹介します。購入の際に参考にしてくださいね。
≫レインジャケットも含めたレインウェア全般について詳しく知るなら、こちらの記事もあわせてご覧ください
当ブログおすすめの登山用レインパンツ
もったいぶってもしょうがないので、登山用レインパンツ選びに迷ったら、ノースフェイスのクライムライトジップパンツがおすすめ。
20デニールのゴアテックスマイクログリットバッカー採用で文句なしのスペックです。
とにかくすぐに、おすすめのレインパンツが知りたいという方はこちらをチェックして下さい⬇
【登山におすすめレインパンツ7選】
それぞれのレインパンツのスペックは以下の通り。
アイテム名 | 防水透湿性素材 | 重量(公称値) | 定価 |
---|---|---|---|
【ノースフェイス】 クライムライト | マイクログリッドバッカー (GORE-TEX ) | 240g | 19,800円 |
【モンベル】 ストームクルーザー フルジップ | CーKNITバッカー (GORE-TEX ) | 217g | 16,940円 |
【ミレー】 ティフォン50000 STオーバーパンツ | DRYEDGE™ TYPHON 50000 (独自素材) | 228g | 20,900円 |
【ミレー】 ティフォン50000 STストレッチパンツ | DRYEDGE™ TYPHON 50000 (独自素材) | 214g | 19,800円 |
【ファイントラック】 エバーブレス フォトン | エバーブレス (独自素材) | 220g | 17,600円 |
【プロモンテ】 ゴアテックスVS | GORE-TEX PRODUCT 3レイヤー (GORE-TEX ) | 390g | 19,250円 |
【ミズノ】 ベルグテック®EX・ストームセイバーVI | ベルグテック®EX・ストームセイバーVI (独自素材) | 上下セット 550g | 14,500円 |
ザノースフェイス クライムライト
基本のレインウェア。シルエットが美しい。
防水透湿性素材 | 重量 | 定価 |
---|---|---|
ゴアテックスマイクログリッドバッカー | 240g | 19,800円 |
スタンダードなタイプのオーバーパンツタイプのレインウェア。ゴアテックスのマイクログリッドバッカーを使っているので、耐久性も高く、安心感があります。シルエットがヒザ下からテーパード状になっているので、見た目にも美しいですが、足回りの余計なバタつきが押さえられ、足さばきの良い形です。
このレインウェアがおすすめな人
- 耐久性の高いレインパンツがいい
- ゴアテックス採用がいい
- 軽量なレインパンツがいい
モンベル ストームクルーザー
脱ぎ履きしやすいフルジップタイプ
防水透湿性素材 | 重量 | 定価 |
---|---|---|
ゴアテックスC-KNIT | 217g | 16,940円 |
国内メーカーのモンベルのレインパンツ。機能性と軽量性のバランスの良いストームクルーザーのパンツがおすすめです。こちらは側面がすべてシッパー式になっているタイプで、登山靴を履いていても着脱しやすいのが特徴。また、着心地のいいゴアテックスC−Knit採用です。
このレインウェアがおすすめな人
- ゴアテックス製がいい
- 側面フルジップタイプがいい
ミレー ティフォン50000 ストレッチオーバーパンツ
透湿性、ストレッチ性の高いオーバーパンツ
防水透湿性素材 | 重量 | 定価 |
---|---|---|
DRYEDGE™ TYPHON 50000 | 228g | 20,900円 |
雨天時にトレッキングパンツの上から履ける、通常のレインウェアと同じオーバーパンツタイプ。後述するトレッキングパンツタイプと2種類のものから選べるのがミレーのレインパンツの特徴。ストレッチ性、透湿性が高く、非常に評判もいいモデルです。
シルエットが体に沿っていて、履いた時のストレスが少ないです。もちろん歩いた時も突っ張り感が少ないのです。
ストレッチ性も高いので、足を上げても裾がめくれ上がりづらいのもいいですね。
また、レインパンツには珍しく、右側にポケットが付いています。
このレインウェアがおすすめな人
- 透湿性の高いパンツがいい
- ストレッチ性が高く、動きやすいのがいい
- ポケット付きがいい
ミレー ティフォン50000 ストレッチトレックパンツ
晴雨兼用も可な透湿性に優れたパンツ
防水透湿性素材 | 重量 | 定価 |
---|---|---|
DRYEDGE™ TYPHON 50000 | 214g | 19,800円 |
多少の雨にも対応できるトレッキングパンツという位置づけ。晴れのときはトレッキングパンツとして、雨が降ってもそのままレインウェアとして利用できるのが特徴。透湿性の高いティフォン50000だから可能となる仕様です。同様のコンセプトのパンツは他にはなかなか見られません。
このレインウェアがおすすめな人
- 晴れでも少しの雨でもパンツを一本化したい人
- ストレッチ性のあるパンツが欲しい人
ファイントラック フォトン
ウィンドブレーカー並みの軽やかさ
防水透湿性素材 | 重量 | 定価 |
---|---|---|
エバーブレス | 220g | 17,600円 |
国内メーカーファイントラックからは、異次元のストレッチ性を持っているのがエバーブレスフォトンパンツ。大きく足を上げた時の「突っ張らなさ」はレインウェアとは思えない軽さです。サイドに換気を調整できるジッパーが付いているのが特徴。一時的に雨が上がり、でもまた降るかもしれないという時でも、換気を調節することでそのまま着続けられます。
このレインウェアがおすすめな人
- 軽く、ストレッチ性の高いパンツがいい
- 側面ジッパーが大きく開いて着脱しやすいもの
プロモンテ ゴアテックスVSレインパンツ
ゴアテックスなのに20,000円を切る値段
防水透湿性素材 | 重量 | 定価 |
---|---|---|
GORE-TEX PRODUCT 3レイヤー | 245g | 13,750円 |
山岳用テントで有名なプロモンテのレインウェア。ゴアテックスを使用しているのに13,000円代という信じられないお値段です。とにかく、ゴアテックスがいい!という方におすすめ。シンプルな作りのレインウェアですが、50デニールの生地を使用しているので、上部で耐久性が高いです。また、機能を省いている分、軽量であることも見逃せません。
このレインウェアがおすすめな人
- お値段重視
- でもゴアテックスがいい
- 丈夫なのがいい
ミズノ ベルグテック®EX・ストームセイバーVI レインスーツ(上下セット)
ミズノ ベルグテック®EX・ストームセイバーVI レインスーツ(上下セット)
上下セットでアンダー15,000円という価格破壊的レインウェア
防水透湿性素材 | 重量 | 定価 |
---|---|---|
ベルグテックEX | 550g | 14,500円 |
日本のメーカーミズノのベルグテックEXを使った上下セットのレインウェア。信じられないことに、15,000円以内でレインウェアが、しかも上下セットで買えてしまいます。
このお値段の割ににレインウェアとしての機能は高く、初めて使ったときは高価格帯のレインウェアとの違いは少ないことに驚きます。着心地も決して悪くありません。レインウェアは消耗品と割り切って、ガンガン使いたいという人にはピッタリです。
このレインウェアがおすすめな人
- 値段が安くても、しっかりとしたものがいい
- 藪こぎや沢登りなど、生地の消耗が激しい場所で使いたい
- 上下セットのものがいい。
屋久島にピッタリのおすすめの登山用レインパンツの選び方
ゴアテックス等のしっかりとした「防水透湿性素材」を使っているか
レインパンツでも防水透湿性は大切な要素。「防水」とは雨などが外部から染み込まないこと。「透湿」とは衣類内部の湿度が、外部へ抜けることを指します。
雨が染み込んで、内部のウェアが濡れてしまうと、すぐに股ズレを起こしやくなり、歩行が苦痛になります。また、上半身に比べて下半身はそれほど汗をかきませんが、透湿性が低い素材だとと、衣類内部が蒸れやすくなり、それも股ズレなどの原因になります。
その他にも、衣類や肌が濡れることで体が冷え、体力の消耗に繋がります。できるだけ肌がドライな状態でいるのが理想です。
防水透湿性素材には様々なものがありますが、いちばん有名なのは「ゴアテックス」ですが、その他にも各メーカーがオリジナルな素材を開発しています。
防水透湿性素材名 | メーカー名 |
---|---|
H2No | パタゴニア |
FUTURELIGHT、HYVENT | ノースフェイス |
DRYEDGE™ TYPHON 50000 | ミレー |
エバーブレス | ファイントラック |
ドライテック | モンベル |
レインジャケットなら首元や袖など通気する部分が多いですが、レインパンツだと開口部がほぼありません。そのためにも、しっかりとした防水透湿性素材を使ったレインパンツのほうが快適です。
レインパンツの歩きやすに直結。サイズとパターンと素材をチェック
レインパンツの歩きやすさに直結するのは
- サイズ
- パターン
- 生地素材
です。
レインパンツに使われている防水性透湿素材は、基本的に生地が固いので、実は動くのには適さない素材。なので、各メーカーレインパンツは歩きづらくならないように工夫をします。
正しいサイズを選んで動きやすく
当たり前かもしれませんが、正しいサイズを選ぶことも重要です。
特に、レインパンツはトレッキングパンツの上に着ることが普通です。試着の際にもトレッキングパンツの上に着るようにしましょう。
ここを怠ってしまうと、トレッキングパンツの上から履いてみたら、パツパツできつかったなんてことにもなりかねません。
また、逆に大きすぎるとダボダボで歩きにくいです。強風に吹かれれば、余計な風圧を受けなければなりません。裾がながければ、足を引っ掛けてしまいます。
レインパンツは適正なジャストフィットのサイズのものを選びましょう。
立体裁断等で歩きやすいパターンが採用されているか
レインパンツの全体的なシルエットは歩きやすさを大きく左右します。
体のラインに合わせた、立体裁断されたものは、着ているだけでもストレスが少なく、歩いている時の突っ張り感も少ないです。
特に大きく動くひざの周辺部のシルエットは、足を上げた時の突っ張りを左右するので重要です。
生地の硬いレインウェアはいかに体に沿ったデザインにするかで、動きやすさが大きく変わってきます。
ストレッチなど素材で動きやすく
ならば、どのレインパンツも立体裁断をすればいいのでは?と思います。しかし、立体裁断の部分が多くなるほど縫い目が増え、手間・コスト・リスクが増えてしまいます。
レインパンツの縫い目には水が染み込まないよう、シームテープなどで防水処理をしなければなりません。さらに、シームテープの部分が劣化して剥がれてしまうと、そこから水が侵入するリスクも高くなります。
動きをスムーズにする立体裁断はレインパンツにとったら、弱点にもなりうる場所なのです。
そこで、生地自体にストレッチ性を持たせたものも最近は登場しています。
そのような、ストレッチ性を特徴に持つ防水透湿性素材のレインウェアを選ぶと、格段に歩きやすさを感じるはずです。
レインパンツの裾もチェック
裾の長さ調整ができるか
レインパンツを試着したら、裾の長さを確認しましょう。
裾を引きずってしまうと転倒のリスクもあります。また、それを踏みながら歩くと、生地が早く傷んでしまいます。
逆に裾が短すぎると、足を上げた際にずり上がり、靴の内部に雨水が侵入してしまします。膝周りの立体裁断が施されているものやストレッチ性が高いものは、足を上げた際の裾のずり上がりが抑えられる傾向があります。
ジャストフィットのレインパンツならいいですが、そうでない場合は多少を長さを調節できるモデルがいいです。多くはドローコードなどで長さを調節したりできるタイプのものがあります。
引きずらず、ずり上がらないという難しいところですが、ぜひ確認してください。
登山靴を履いたままの着脱は簡単か
トレッキング中にレインパンツをはく時は、すでに雨が降り始めている時が多くないですか?s
そんな時はすぐにレインパンツを着たいのに、登山靴が邪魔してなかなか着用できない。だから、仕方なく登山靴の靴紐を解いてから着るなんてことをしてると、さらに時間がかかり雨にも濡れてしまい、本末転倒です。
だから、さっと時間を掛けずに履けるレインパンツがいいです。
登山靴を履いていても着脱が容易なように、多くのレインパンツは裾のジッパーが大きく開く仕様になっています。ヒザ下くらいまで開くのが普通ですが、さらに膝上まで大きくジッパーが開くものもあり着脱が楽です。
もし、レインパンツを着るのが苦手とか、少しごつい登山靴を履いているという方は、サイドジッパーが大きく開くモデルを選ぶといいでしょう。
まとめ:レインパンツにもこだわってみる
レインジャケットに比べると、レインパンツは種類数も多くなく、アイテムの選択肢も少ないかもしれません。
それでも、少しこだわるだけで、自分好みの使いやすいレインウェアを見つけることができます。
特に、下半身は大きく動かすことも多い部分です。トレッキングでは高い段差を登ったりする時に、レインパンツが突っ張ると動きが悪くなります。
なので、レインパンツは体にあったデザインのものを購入することをオススメします。
また、最近は新素材が開発されて、ストレッチ性の高いものもたくさん出てきました。中にはコレがレインパンツ!?と驚くものもありますので、色々試してみてくださいね。
≫レインジャケットも含めたレインウェア全般について詳しく知るなら、こちらの記事もあわせてご覧ください
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屋久島のトレッキングに装備とウェアの準備は欠かせません。
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