行動中にも着用できる保温着として人気の化繊インサレーションジャケット。
防風や多少の雨を弾く役割の「シェル」と、保温をしつつも通気性のある「化繊の中綿」を一体にした使い勝手の良いミドルレイヤーです。
なかでも通気性に優れ、行動中も着続けられる適度な保温力を持ったものは「アクティブインサレーション(動的保温着)」と呼ばれ各アウトドアメーカーから、様々なアクティブインサレーションが発売されています。
ただ、薄手のものから厚手のものまであり選ぶのにも迷ってしまうのも事実。
もし、初めの一枚としてある程度の暖かさのあるアクティブインサレーションを選ぶとしたら、お勧めしたいのが今回ご紹介するノースフェイスのベントリックスジャケット。
適度な保温力があり、生地も薄すぎず防風性もあります。使わない時はコンパクトになり、重量も300g程度と比較的軽量です。
使われている中綿はノースフェイスオリジナル素材の「ベントリックス」。スリットを入れることで通気性が良く行動中の体温の上がり過ぎを防ぎます。
寒い季節は中間着として、暖かい日には停滞時の防寒着としても使える仕様になっています。
ということで、本記事では初めてのアクティブインサレーションにおすすめな、ノースフェイスのベントリックスジャケットをブログレビューします。
⬇登山用アクティブインサレーションをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
ノースフェイス・ベントリックスジャケットの概要
ノースフェイス・ベントリックスジャケットは一枚でインナーとしてもアウターとしても活用できる、応用範囲の広いアクティブインサレーションです。
ブランド | ノースフェイス |
モデル名 | ベントリックスジャケット |
商品型番 | NY81912(メンズ) NYW81912(レディース) |
重量 | 約280g(Lサイズ) |
定価 | ¥27,500(税込) |
スリット入りのストレッチ化繊わた「ベントリックス」
その秘密はベントリックスという、同社オリジナルのポリエステル製の中綿素材。
スリットが入った板状の中綿素材が、動きとともに開閉し、衣類内部の暖まった空気を外に排出します。
シート状の中綿にスリットを入れることで、ストレッチ性も確保しています。従来は固く、伸縮性に乏しいイメージのあった化繊インサレーションですが、通気性とともにストレッチの機能も獲得しています。
コーディーネートしやすいフード無しのジャケットタイプ
ノースフェイス・ベントリックスジャケットは他の衣類とも合わせやすいフード無しのジャケットタイプ。
ミッドレイヤーとしてレイヤリングのしやすさを考えたら、フード無しのタイプの方が首周りのダブ付きを抑えられ快適に着られます。
頭部の保温は別に持ち合わせているであろう防水シェルのフードやニット帽などに任せてしまいましょう。インナージャケットである本製品はフード無しにすることで、よりアクティブな状況での使いやすさが向上しています。
裏地には通気する穴が多数マッピング
一見、遠目で見ると表地と変わらなような裏地の素材。
しかし、近くで見てみると規則正しく無数の通気穴が開いているのがわかります。裏面全部に穴が開いているわけではなく、よく可動し通気性が必要な部分のみに設けられています。
実は、通気穴が設けられている位置は内部の化繊わた「ベントリックス」のスリットが設けられている部分と連動しています。おかげで、よく動かす部分に効率よく排気を促せるようにな仕組みなのです。
摩耗しやすい部分はハードプリントで補強
生地の厚みが抑えられ、軽量に仕立てられているジャケットですが、力の加わる部分はハードプリントで補強が施されています。
主に肩や肘、腰部分がそれに当たります。
摩擦がかかる方部分を拡大してみると、ハニカム状に施されたハードプリント。
実際、触ってみると多少の抵抗感があります。おかげで、リュックのハーネスなどがツルツル滑ってしまうような事がなく、しっかりとホールドする事ができます。
肘の部分や腰の部分にも同じような処理がされています。
保温性はしっかり確保できるほどの中綿の量
生地を光にかざしてみました。手のひらを背部に置くと、ややうっすらと見える程度です。
ノースフェイス・ベントリックスジャケットは生地の厚さといい、中綿の量といい、ある程度の保温性は確保されています。
春秋の低山のトレッキングではベースレイヤーの上に着るアウターとして、もう少し寒い気候ならばミドルレイヤーとして使うのに良さそうです。
コンパクトにまとまるので、夏の高山のトレッキングでも朝晩の肌寒い時の保温着としても使えそうです。
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ノースフェイス・ベントリックスジャケットのデザイン・仕様
ポケットはファスナー付き
ノースフェイス・ベントリックスジャケットのポケットはジッパータイプ。アウターとして着る時でも、中の小物を落とさなくて済みます。
左胸には内ポケットがあります。
スマホなどを入れるのに便利な内ポケット。
実は内部にジャケットを納められる袋が収納されています。
そのまま、袋にジャケットを押し込んでいけば、すっきりと収納できます。
袖はゴムでフィット感よし
袖口はフィット感の良いゴムでパイピング処理がされて、フィット感がよく、風の侵入も防いでいます。他のアウターを合わせた時もすっきりとしているので、干渉する事がありません。
裾も同様にゴムによるパイピング処理です。下からの風の侵入を防いでくれます。
ストレッチの効いた生地でストレスが少ない
180cm・71kgの筆者が今回着用したのは「XL」サイズ。ややゆったりのサイズなので、タイトに着るならもうワンサイズ下のLサイズでも良いかもしれません。
ただ、アウターメインなら内部にもう一枚保温着を着ることを考えて、このくらいゆったりしたサイズでも良いでしょう。
ただ、もともとストレッチ性が高い素材ですので、サイズ選びはそこまでシビアにならなくても良いかもです。
フリースと比べると防風性があり、生地表面の撥水機能も期待でき、よりコンパクトに収納できるのがメリット。だから、リュックに一枚忍ばせておく事ができ、アウターとしてもミドラーとしても活躍します。
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ノースフェイス・ベントリックスジャケットのタイプとメンズ・レディースのカラー展開
ノースフェイス・ベントリックスシリーズには「ジャケットタイプ」と「フーディータイプ」の2つのタイプが発売されています。
カラー展開は男女とも豊富。コーディーネートに合わせてお好きな色を選べます。
ジャケットタイプ メンズ
ジャケットタイプ レディース
フーディータイプ メンズ
フーディータイプ レディース
ノースフェイス・ベントリックスジャケットのブログレビューまとめ
寒い季節の活動時に活躍するアクティブインサレーション。
ノースフェイス・ベントリックスジャケットは気温によってアウターとしても、ミドラーとしても活躍できる応用範囲の広い一枚です。
なので、アクティブインサレーションの最初の一枚として大変おすすめです。
ということで、ノースフェイス・ベントリックスジャケットのご紹介でした!
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