厚底がトレードマークのフランスのメーカーHoka Oneone (ホカオネオネ)。
軽く、柔らかな履き心地で、ショートハイキングに丁度いいトレッキングシューズ。最近アウトドア雑誌でも度々見かける比較的新しいメーカーです。
重量級の登山靴を履くような登山ではなく、軽量装備のトレッキングや日帰りなどのもっと軽やかに気軽に自然を楽しみたい。そんな時にピッタリのシューズです。
- 標高差400m程度のハイキングに
- 長時間歩くことが予想されるハイキングコースに
- キャンプやフェスなどでの使用ももちろん可
軽いのにしっかりとしたクション性が特徴なので「足の裏や膝の痛み対策で、軽量なクッション性の高い軽登山靴がほしい」なんていう方にもぴったりではないでしょうか?
そんな、軽量で驚くほどのクッション性が特徴のHOKAONEONE SKY KAHAをブログレビューしましたのでご覧ください。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
現在は廃盤となったようです。後継モデルはKAHA GTXですね。
ホカオネオネ スカイ カハのトレッキングシューズとは?
世界で最も革新的なプレミアムランニングシューズブランド。
ホカオネオネはランニングシューズを主軸に展開するフランスのメーカーです。開発のスタートはトレイルランニングで故障するランナーを救いたいという目的から。なので、膝に優しく効率のいい足運びができるシューズがこのメーカの最大の特徴です。
そんなトレイルランニングで養った技術が生かされた、ライトトレッキングシューズのラインナップ。靴の作りはランニングシューズ寄りの軽量&クッション性に重きをおいています。
ランニングシューズライクな見た目からわかる通り、どちらかといえば軽快な装備での軽登山にマッチする靴です。
現在は廃盤となったようです。後継モデルはKAHA GTXですね。
ホカオネのスペック 軽量性・クッション性
片足500gと軽量なのがいい
HOKAONEONE SKY KAHAは508g(27cm)と、見た目の重厚感から受ける印象とは違いとても軽量にできています。
履いてみると、小走りしたくなるような軽さだったのが印象的。実際に家の周りを走ってみましたが、全然走れるトレッキングシューズです。
自然と軽快に足が出てくるのが印象的でした。
登山靴は重いほうがいいという説もありますが(振り子の原理で自然に足が前に出るから)、軽さによる疲れづらい、足さばきが良いというメリットもあるので、軽い登山靴が好きな方には向いていると思います。
クッション性
「マシュマロクッション」と称されるほどのクッション性の高いホカオネオネのミッドソール。
通常トレッキングシューズのソールは荷物の重さをしっかりと支えられるように硬いものが使われていることが多いです。しかし、荷物の軽量化も進んでいる現在、軽い荷物での日帰りや慣れている方なら1泊登山程度なら柔らかいソールでも十分です。
HOKAONEONE SKY KAHAのミッドソールのクッション性の高さは快適そのもの。厚底スタイルが見た目にも特徴的ですので、一見すると厚底でバランスが取りづらいのでは?と思いますが、実際に履いてみると地面の凹凸をしっかりと感じられます。
厚底が足を引っ掛けたり、バランスが悪くなるのではという事前の不安もありましたが、全くその心配は皆無でした。
本当にスニーカーをはいているような感覚で足運びができる。むしろ他のハイキングシューズよりも軽さが功を奏して足さばきが良くなったぐらいです。
スパッツを利用するときは靴裏に回す紐の長さに注意
雨の日などに使用するスパッツを装着したところ、足の裏に回すスパッツの紐の長さがギリギリでした。
厚底ソールのためこれは仕方ないこと。もし、スパッツの紐の長さが足りない場合は長いものに取り替えるか、買い替えが必要になるかもしれません。
インソールも柔らかい素材のものが使われている
HOKAONEONE SKY KAHAのインソールもとても心地の良いものが使われています。
インソール+ミッドソールのクッション性のおかげで、踏み込み始めから、体重がいちばん足裏にかかる時まで、継続的にクッション性が続きます。
石や根っこなどの路面の小さな凹凸を踏んだときにも、やんわりとした感触が伝わってくる。クッション性が高いのに、しっかりと足裏感覚があるので、これは新鮮な気持ちになります。ものすごくいいですね。
グリップ
HOKAONEONE SKY KAHAのソールは滑りづらさに定評のあるビブラムのメガグリップを使用。
実は、メガグリップを試したことがなかったので、どれくらいブリップ力を発揮してくれるだろうというのも、今回このシューズを選ぶ際に気になっていたところ。
結果から言うと、「ものすごく良かった!」です。
個人的にトレッキングシューズに対しては、ソールのグリップ力にこだわりが強いので、今までのビブラムソールは少々滑るというイメージがあり、あまり良い印象がありませんでした。
なので、滑りにくいさに定評の高いモンベルのトレールグリッパーを使用したトレッキングシューズを最近は愛用していました。ところが今回のメガグリップを使ってその印象はガラリと変わりました。
初めて使ってみて感じたのは、モンベルのソールトレイルグリッパーに近いグリップ性能の高さ。
濡れた木道や根っこでもしっかりとグリップしてくれて、よほど雑な歩き方をしないければ滑りづらいことがわかりました。
このグリップ性能は、自分の中では十分に納得のいくものでした。
トレッキングシューズのグリップ力は素材の違いだけではなく、ソールのパターン形状なども関係していると思うけれど、グリップ力にうるさい僕としてはホカオネオネは十分信頼できるグリップ性能ということで大満足です。
現在は廃盤となったようです。後継モデルはKAHA GTXですね。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
ホカオネオネ スカイ カハの使用感
履き心地が極上
よく使用しているモンベルのトレッキングシューズとの比較になりますが、履き口のクッション性も高く、踵のホールドもよく、とても快適に履くことができます。
HOKAONEONE SKY KAHAはアッパーの生地も柔らかめで、スエードレザーを使用しているが、決して硬い作りではありません。
逆にしっかりとシューレースを締めて足をホールドをしないと、内部で足が動いてしまいます。
靴紐の調節も足首付近をしっかりとホールドする時に便利な2穴タイプを採用。
その日に履くトレッキングソックスの「厚さ」に応じて、足首のホールドを買えられるのですごく便利です。
フックは2段タイプ。このフックがまた優秀でしっかりとシューレースをロックしてくれます。個人的にフックはロックタイプが好きなのでココは高評価です。
防水性能もばっちり
HOKAONEONE SKY KAHAは防水性もしっかりです。
防水生地はよく使われているゴアテックスではなく、通気性が高いと言われるeVentを使用しています。
実際に雨の日に数回使用してみましたが、もちろん水が染み込んでくるということはありませんでした。また、ウールソックスを履いていたこともあって、足の内部が蒸れるということもなかったのでした。
ウールのおかげか、eVentの性能かは判断が難しいのですが、少なくともウールソックス+eVentの組み合わせなら足のムレに困ることは無いということがわかりました。
幅広の足でも安心なサイズ感
ホカオネオネのサイズ感についてです。
HOKAONEONE SKY KAHAはトレッキングシューズで意外と重要な横幅についてはボテッとした見た目の印象通り、しっかり足幅もあり、細身ではありません。
ヨーロッパの靴は細身なものが多く、僕はほとんど履けた試しがありません。なので、フランスのメーカーのホカオネオネも心配していたのですが、しっかりと幅があり、典型的な「幅広甲高」な日本人の足の僕でも問題なかったです。
幅広な僕の足でもサイズアップすること無く履くことができました。(参考までに普段履いているスニーカーはニューバランス1400の27.5cmを履いていますが、同じく27.5cmのものでぴったりでした。)
ただ、中厚手以上のソックスを履く方や、一般よりもかなり幅広な足の方はもうワンサイズ上を狙ってもいいかもしれません。
トレッキングシューズのサイズは縦の長さも横幅も結構重要になりますので、参考にして頂けたらと思います。
現在は廃盤となったようです。後継モデルはKAHA GTXですね。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
ホカオネオネ スカイ カハが向いている人・向いていない人
HOKAONEONE SKY KAHAは近くの山へ行くのに重量級のトレッキングシューズでは少しオーバースペックかもと考えている方にもおすすめです。
向いている人 | 向いていない人 |
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軽量なトレッキングシューズを探している キャンプなどに使えるアウトドアシューズがほしい デザイン性があり、機能性も高いシューズを探している | 足をしっかり保護してくれるトレッキングシューズがほしい 荷物の重さをサポートしてくれるトレッキングシューズが欲しいデメリット |
さらに、デザイン性が高いので、小旅行+トレッキングなどでも使えそう。例えば秋の鎌倉へ日帰りの旅行のついでに、少しハイキングもしたいなんていうときなどにどうでしょう?
ホカオネオネのトレッキングシューズのシリーズは屋久島のガイドさんも愛用者多数
軽量性とクッション性そしてグリップ性能の高いホカオネオネのトレッキングシューズラインナップ。実は屋久島のガイドさんも使っている方がたくさんいました。
登山道が濡れていることが多く、木の根っこや木道、あるいは階段など滑りやすい箇所が多く存在しています。なので、怪我をしてはいけない屋久島のガイドさんが選ばれるということは、いかに滑らないかということ。
そして、縄文杉コースなど長距離を毎日のように歩くガイドさんに選ばれるのはクッション性が高く足の負担が少ないからこそ。
トレッキングシューズにうるさい、屋久島のガイドさんのハートもしっかりキャッチしているのがホカオネオネのトレッキングシューズなのです。
現在は廃盤となったようです。後継モデルはKAHA GTXですね。
ホカオネオネ スカイ カハはどこで買える?
公式ページももちろんですが、アマゾンや楽天、ヤフーショッピングなどでも買えます。
僕は今回は楽天さんで価格比較をして購入しました。
初めて使用するメーカーで、ちょっと気安く買えなる値段なので、購入に踏み切るには躊躇したました。けれど、思い切って買って良かったと思っています。
現在は廃盤となったようです。後継モデルはKAHA GTXですね。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
ちなみに次回は別のモデルも試してみたいです。
ホカオネオネ トレッキングシューズ ラインナップ
テンナイン ハイク GTX
大胆すぎるデザインのトレッキングシューズ。大きく突き出したヒールの形状が推進力を生み出します。ビブラムメガグリップを採用しているのでグリップ力も期待できます。
チャレンジャー ミッド GTX ワイド
オリジナルのソールを使用したモデルです。ホカオネオネのミドルカットタイプのトレッキングシューズでは最もお値段が安いモデルになります。ワイドモデルとなっており、幅の広いトレッキングシューズをお探しの方にはお勧めです。初めてホカオネオネのシューズにチャレンジしたい方には、ピッタリです。
ホカオネオネ スカイ カハのブログレビューまとめ
軽く、柔らかな履き心地で、ショートハイキングに丁度いいHOKAONEONE SKY KAHA。
硬いトレッキングシューズで足の裏が痛い、膝が痛い、といった悩みをお持ちの方も一度試して見る価値アリです。
厚底が特徴的な靴ですが、履いてみると意外と履きやすく、足さばきも上々でした。
現在は廃盤となったようです。後継モデルはKAHA GTXですね。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。