適度な保温力があり、汗冷えしにくい特徴を持つ高機能なメリノウールのベースレイヤー。
数日着ていても臭いにくい防臭性の高さや、こんな肌触りで着心地の良さなどアウトドア環境で大活躍するアイテムです。
特に中厚手タイプのものなら汎用性が高く、夏を除いた秋から春の涼しい季節に使えて、一枚持っておくと大変便利。
そこでおすすめなのが、ニュージランドのメーカー、アイスブレーカーの「200 オアシス ロングスリーブ クルー」です。
生地の厚さは200g/㎡で、同社のウールベースレイヤーの中では中間的な保温力。夏を除いた秋から春にかけての肌寒い季節に活躍します。
リュックを担いでも干渉しないように肩の縫い目をずらしていたり、スリムフィットで保温性をアップさせていたりと、アウトドアで使うのにもぴったりです。
そして何より、アイスブレーカー製品は高品質なメリノウールを使うことで、肌触りがよく着心地がいいのが特徴。
ということで、本記事では高品質で冬のアクティビティにピッタリのアイスブレーカー「200 オアシス ロングスリーブ クルー」をブログレビューします。
⬇ウールのベースレイヤーのおすすめについてもっと知りたい方は下記の記事が参考になります。
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アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーの概要
200 オアシス ロングスリーブ クルーのスペック
メリノウールを使ったベースレイヤーを発売するアウトドアメーカーは数あれど、アイスブレーカーが他と大きく違うのはその品質です。
契約農家と長期契約を結ぶことで、高い品質のウールを安定的に仕入れることに成功。そのおかげで、常に高品質なウールを使って製品を作ることができるのです。
素材 | 200g/m2 Jersey (ウール 100%(メリノウール)) |
重量 | M/230g |
サイズ | S、M、L(欧米サイズ) |
価格 | ¥11,880(税込) |
メリノウールのメリットとデメリットとは?
メリノウールのベースレイヤーのメリットとデメリットを確認しておきます。
暖かいベースレイヤーならば化学繊維のものもありますが、メリノウールならではのメリットはたとえ、汗をかい濡れても汗冷えしにくく、自動調温性に優れ常に快適な体温を保つ機能を備えています。
また、縦走登山やキャンプなどでは数日間着続けても匂いを発しにくいのもありがたい特徴です。
逆に化学繊維に比べると乾きにくいのがデメリットです。乾きにくいのですが、濡れてもウールの表面構造のおかげで、肌はドライに保つという特異な特徴があります。
⬇ウールのベースレイヤーのおすすめについてもっと知りたい方は下記の記事が参考になります。
アイスブレーカー200 オアシス ロングスリーブ クルーのブログレビュー
それでは、アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーをブログレビューしていきます。
シルエットはスリムフィットで体のラインに沿うような形。そのおかげで、衣類内に余計なスペースが生まれず、保温性が高く、かいた汗も素早く生地に吸い込まれます。
ベースレイヤーなので、この上に速乾性シャツや保温力のあるフリースなどを重ねるといいでしょう。中厚手なのでもしかしたら肌が透けるかもしれません。気になる方は一枚で着るよりは、別のものを重ねたほうがいいと思います。
襟首のところにはオレンジのタグが付いていますが、着ていても気になることはありません。
アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーの肩部分はリュックのハーネスとの干渉を防ぐために、縫い合わせ部分をずらしています。
実際、リュックを背負っていても違和感のようなものは感じませんでした。縫い目の処理も素晴らしく、肌にあたってゴロツキ感があるといったことは皆無です。
脇の下には動きやすいようにガゼットが仕込まれています。
そのおかげで、大きく腕を挙げても、裾が引っ張られてずり上がることなどはありません。
もともとの生地のストレッチ性もありますが、体を大きく動かしても突っ張り感がないので非常に動きやすいです。
背中側もシンプルな作り。やや、脇部分がシェイプされているのがわかります。
アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーは中厚手タイプ。今回はグレーを選びましたが、よく見ると薄っすらと肌が透けて見えます。
生地を拡大したところ。しっかりと目は詰まっているので耐久性も高そうです。
アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーは保温力を重視しメリノウール100%。そのおかげで、保温性が高いのが特徴です。
また、吸汗性も高く、試しに水滴を落としてみましたが、みるみる吸い込まれていきました。
水分を含むと乾きにくいのが、メリノウールの特徴です。ですが、 顕微鏡レベルで見るとウールの表面は鱗状になっており、濡れると松ぼっくりのかさのように開きます。
その表面構造のおかげで、濡れてもウールの繊維が全面的に肌に触れず、肌面をドライに保ち続けると言う特徴があります。
乾きにくいウールの繊維ですが、保持している水分で肌を濡らすことが少ないため、汗冷えしにくくなっています。
スリムフィットでもストレッチ性が高く着やすい
アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーはスリムフィットなので、着ていて窮屈にならないか心配でしたが、抜群のストレッチ性で問題ありません。
胴の部分もよく伸びます。
筆者は身長180cm、体重71kg。
今回はメンズMサイズを選びましたがちょうどよいサイズでした。
欧米サイズなのでやや大きめの作り。日本サイズよりもワンサイズ小さめを選べば良さそうです。
それでも、腕の長さが足りないのか、袖は長く感じました。
メンズMサイズで重量は実測200gです。
同社「260 オアシス ロングスリーブ クルー」と比較
同社のより厚手タイプの「260 テック ロングスリーブ クルー」との違いを比較してみました。
左の200オアシスのほうがやや薄手な感じ。ですが、その差は歴然かと言われればそこまでではありません。
畳み方もありますが、並べてみると左の200 オアシス ロングスリーブ クルーのほうがやや嵩が低いのがわかります。
ただし同じ気温下で両者を着比べてみると、中厚手の200 オアシス ロングスリーブ クルーのほうがやはり涼しく感じます。
たとえば、気温10度前後で200 オアシス ロングスリーブ クルーに薄手のシャツ一枚だけで山を歩いていると、稜線など多少風が吹く場所では肌寒く感じました。
それでも、ハイクアップして体温が上がっている状況だと、ちょうどよい〜やや暑いと言った感じです。
歩くペースにもよりますが、200 オアシス ロングスリーブ クルーをベースに、上に着るミドルレイヤーで保温力を調整すれば、結構幅広い気温で使えると思います。
なので、「夏以外の季節に幅広く使うなら200オアシス」、「冬を中心に晩秋〜早春に使うなら260テック」がおすすめです。
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アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ シリーズのメンズ・レディースについて
アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーは「クルーネック」と「ジッパー」タイプの2つがあります。それぞれ、メンズ・レディースのカラー展開をご紹介。
200 オアシス クルー メンズ
普段着としても使いやすいクルーネックタイプです。
200 オアシス ジップ メンズ
体温調整がしやすいジッパータイプです。アウトドア使用がメインならばこちらが便利。
200 オアシス クルー レディース
普段着に使いやすいクルーネックタイプです。
200 オアシス ジップ レディース
【最後に】アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーのブログレビューまとめ
秋から春にかけての涼しい季節に使いやすく、汎用性の高さが魅力のアイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルーをブログレビューしました。
アイスブレーカーのメリノウールのベースレイヤーは高品質なメリノウールを使用しているため、吸湿性能が高く、保温力があり、衣類内部の環境を適切に保つ力に優れています。
さらに、汗冷えにしくい特性があるので、夏以外の寒さを感じる季節のベースレイヤーとしてアウトドアアクティビティでは絶大な威力を発揮します。
中厚手タイプなので、広い季節に使えるのが魅力。上に着る衣類を変えることで保温力を調整することができます。
⬇登山用ベースレイヤーのおすすめを知りたい方は下記の記事が参考になります。
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