「街歩きやハイキングに使えて、滑りづらいシューズがほしい。」
「スピードハイクに使える軽量なシューズを探してる。」
高い山に登るなら、それなりのしっかりとしたトレッキングシューズが必要です。だけど、旅行のついでに2〜3時間ほどの低山歩きをしたりとか、近くで少しだけ自然散策をしたいという時に、もっと気軽に履けるハイキングシューズがあると便利です。
おまけに、防水機能があり雨でも滑りにくい靴であれば、なおさら使い勝手が良くなります。
そこで、おすすめなのが街歩きにもライトハイキングにも使える「メレル モアブ スピード ミッド」です。
ハイキングシューズとトレイルランニングシューズのハイブリッドという位置づけのメレル モアブ スピード ミッドはとにかく軽量で履きやすく、滑りにくいのが特徴。スピードハイクの相棒としても優秀です。
片足重量が300g台とハイキングシューズの中では圧倒的軽さ。アウトソールにはビブラム社製のエコデュラとトラクションラグの組み合わせで、滑りにくく、濡れた悪路でもしっかりとグリップしてくれます。
ソールは柔らかめの作りなので、平坦な道を長く歩く時に疲れにくいのが特徴です。
定番の防水透湿性素材ゴアテックスも内蔵しているので、雨の侵入を防ぎ、靴内の汗ムレを放出してくれます。
ということで、本記事ではメレル モアブ スピード ミッドについてブログレビューします。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
メレル モアブ スピード ミッドの特徴とスペック
メレル モアブ スピード ミッドの主な特徴とスペックについて解説します。
- スピードハイク・軽いハイキング・自然散策・キャンプにおすすめ
- 防水透湿性素材にゴアテックスを使用
- ソールは滑りづらいビブラムエコデュラとトラクションラグの合わせ技
- つま先からかかとまでクッション性が高いミッドソール
- 超軽量なので、履いていて疲れない
とライトなアウトドアアクティビティから、スピードハイクにも向いているハイキングシューズです。デザインもスマートで普段の街歩きにも使えそうです。
⬇外観から見ていきましょう。
アッパーはメッシュとTPU素材を組み合わせ、縫い目の少ない作り。縫い目が少ないことで水の侵入リスクが減るというメリットがあります。
履き口の高さはミッドカットタイプ。くるぶしあたりまで覆う高さです。足首の動き邪魔せず、素早く軽快に歩くことができます。
重量 | |
---|---|
重量 | 346g(実測:27.5cm 片足) |
防水素材 | GORE-TEX |
ソール | Vibramエコデュラ |
アッパー素材 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
片足の本体重量を測定しました。
27.5cmサイズで重量は片足で346g。超軽量なハイキングシューズです。
メレル モアブ スピード ミッドの詳細ブログレビュー
メレル モアブ スピード ミッドの各部分についてブログレビューしていきます。
メレル モアブ スピード ミッドのアッパー
アッパー素材はTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材がメイン。
随所にメッシュが使用されて、靴内部の湿気を逃してくれます。
また、アッパーには定番の防水透湿性素材【GORE-TEX】が内蔵されています。
雨の侵入を防いでくれるので安心です。
靴の履き口の部分はかなり厚めのクッション材が使われています。これがかなり優秀で、柔らかく足首を包み快適な履き心地です。
ミドルカットモデルなので、履き口の高さはくるぶし辺りまでありますが、どちらかといえば低めの設定。モアブ スピードにはミドルカットモデルのほかに、ローカットタイプもあるので、好みに応じて選ぶことができます。
シューレースは扁平ぎみの丸紐タイプです。スムーズに動く丸紐と、結んでもほどけにくい平紐の両方の特徴を併せ持っています。
シューレースを通す穴は繊維を織ったループ状のもの。
足首上部はフックではなく、普通のシューホールとなっています。このへんはスニーカーと同じ作りですね。
フックタイプではないので、激しく動いても緩んで外れる心配がありません。この仕様を見るとハイキングシューズとトレイルランシューズのハイブリッドというメレル モアブ スピード ミッドのコンセプトが良くわかります。
メレル モアブ スピード ミッドのソール・インソール
メレル モアブ スピード ミッドのアウトソールはビブラム製。
ソールのブロックパターンを見てみましょう⬇
大小様々なラグ(一つ一つの凹凸)がバランス良く配置されています。
そのラグの間隔は広めで、深さも浅すぎず深すぎずといったところです。
一見すると、ラグがシンプルな配置なので、スリップに対して大丈夫なのかと心配になります。しかし、このラグが実は凄い機能を持つパーツでした。
メレル モアブ スピード ミッドの高いグリップ性能
メレル モアブ スピード ミッドに搭載されているソールは、2021年に日本で初めて投入された「トラクションラグ」という新機能。その特徴はラグの一つ一つをよく見ると、側面にも細かい凹凸がついています。
このラグの側面の細かい凹凸をつけることで、従来のものよりも表面積が50%アップしています。また、路面をしっかり踏みしめて、前へ踏み出す力は25%アップしたとのことです。
実際、メレル モアブ スピード ミッドは非常にグリップ力が高く、グングン前へ進んでいく感じを受けます。まずひとつはこの「トラクションラグ」の機能に秘密があります。
もう一つ、ソールに使われている素材にもグリップ力が高い秘密があります。メレル モアブ スピード ミッドで使われているソールはヴィブラム エコデュラというもので、リサイクル素材を30%以上配合させて作られたメレル専用のヴィブラムのアウトソールです。
素材の配合を買えることにより耐久性を犠牲にすること無く、高い機能を機能を発揮しています。つまり、このソールの素材がグリップ力につながっているのです。
ビブラム・ソールの「形状」と「素材」のあわせ技で、メレル モアブ スピード ミッドの高いグリップ性能が作らています。
⬇次に爪先部分を見てみます。
爪先部分はクライミングゾーンなどはなく、シンプルなラグのパターンです。
ソールパターンから見ると、砂利や泥などが多い悪路を歩き続けることに重点を置かれている印象です。反面、狭い岩の上に立ち込むことが多いような、トレッキングルートには、ソールパターンとしてはあまり向いていないかも知れません。トレッキングが目的なら、メレル モアブ スピード ミッドはあまりおすすめではありまん。
付属のインソールは比較的薄いタイプのものを採用。
インソールは薄手ながら、土踏まずの部分もアーチが高さはそれほどありません。
ですが、クッション性は非常に良く、メレル モアブ スピード ミッドのミッドソールが横から見ると意外と厚いのがわかります。
ミッドソールには「フロートプロ」という、軽量ながらクッション性の高いものが使われています。つま先からかかとまで、しっかりとしたクッションを感じます。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
メレル モアブ スピード ミッドの使用感ブログレビュー
メレル モアブ スピード ミッドの細かい使用感をブログレビューします。
メレル モアブ スピード ミッドのサイズ感
筆者の足は幅広ですが、ワイドサイズなどの設定はないので、通常モデルを選びました。
ちなみに、筆者の足は27.0cm・3E相当のやや幅広タイプで、普段のトレッキングシューズはワンサイズ大きめで27.5cmを履いています。今回のメレル モアブ スピード ミッドも同様に27.5cmを選びました。トレッキングソックスは【FITS】の中厚手のものを履いての感想です。
当初、横幅がきつく感じたので、シューレースを少し緩めると、しっかりとジャストフィトしました。アッパーにも柔軟性があるので、足がやや幅広の人でも問題ないと思います。
メレル モアブ スピード ミッドの歩き心地
メレル モアブ スピード ミッドはその軽さとグリップ力の高さから、軽快に歩くスピードハイクにもピッタリなハイキングシューズだと感じました。
つま先部分の反り上がりが、まるでスニーカーのようにしっかり上を向いています。平坦な道をスピーディーに歩く時に適してそう。
ヒール部分もやや反り上がっているので、足を踏み込んだ際も自然な感じで進んでいきます。
かかとの高さが31mm、つま先の高さが21mmと10mmの差があり、やや前傾しています。そのおかげもあってか、スムーズに足が出ていく感じがあります。
メレル モアブ スピード ミッドのソールの硬さをチェックしてみます。
かなり柔らかいです。ミッドソールに硬い芯材は入っていないようです。そのおかげで平地では抜群に歩きやすいのですが、重たい荷物を背負ったりするトレッキング向きではないです。
特にトレッキング初心者の方がこの靴で、長いトレッキングコースを歩いたら大変なことになるかと思います。もう少しソールの硬い「トレッキングシューズ」がおすすめです。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
メレル モアブ スピード ミッドのカラー展開
メンズ
レディース
メレル モアブ スピード ミッドのまとめ
以上、メレル モアブ スピード ミッドについてブログレビューしました。
メレル モアブ スピード ミッドは街歩きから軽めのハイキング。慣れている方ならスピードハイクに向いているハイキングシューズです。
高いグリップ力と、驚くほど軽量なので、足さばきがとても良く。まるでスニーカーのように気軽に履くことができます。
高性能なビブラムソールやGORE-TEXを使っているので、雨の時にも滑りにくく、雨の侵入を防ぐこともできます。普段遣いから、軽いハイキングを予定している旅行などにも使えそうなハイキングシューズです。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。