「スニーカーライクな軽量ハイキングシューズを探している」
「クッション性の高いハイキングシューズが欲しい」
少ない荷物でトレイルを軽快に歩くなら、軽くて、クッション性の高いハイキングシューズを選択するのも一つの選択肢です。
重量感のあるトレッキングシューズに比べると足運びが軽くなる分、歩きやすさと快適性が高いのも事実。
それでも、シューズの防水性やグリップ力、足首周りのサポート力などはしっかりとしたものなら安心感もあります。
そこでおすすめなのが、スイスのランニングシューズブランドの「ON(オン)」初のハイキングシューズ「クラウドロック ウォータープルーフ」です。
ランニングシューズ専門メーカーらしく、クッションニングと衝撃吸収の高い「クラウドテック」や、推進力を生み出す「スピードボード」などの同社オリジナルの機能を備えています。
さらに、トレイルでは欠かせないのが、濡れた岩場でも滑らないためのグリップ力。粘着性のある素材を用いたアウトソールの「ミッショングリップ」はしっかりと路面を捉えてくれます。
防水&防風機能を備えたメンブレンを採用しているので、雨の日でも安心。片足重量が400g台とミドルカットタイプのハイキングシューズとしては驚きの軽さです。
ということで、本記事ではオン クラウドロックウォータープルーフについてブログレビューします。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
オン クラウドロックウォータープルーフの特徴とスペック
オン クラウドロックウォータープルーフの主な特徴とスペックについて解説します。
- スピードハイキング向けのシューズ
- 公証値410g (片足/25.5cm)という軽量性
- 高いクッション性と反発力
- 街使いもできそうなデザイン性
と、軽量さとクッション性の高さが主な特徴です。また、他のアウトドアメーカーとはどこか違うデザインも大きな特徴と言えるでしょう。
⬇外観をチェックします。
アッパーは防水メンブレンを使用した生地で、一部はメッシュ仕様となっています。
履き口の高さはミッドカットタイプ。くるぶしあたりまで覆う高さです。足首のホールドはそれほど強くないので、比較的自由に曲げることができ、軽快に歩くことができます。
重量 | |
---|---|
重量 | 467g(実測:27.5cm 片足) |
防水素材 | WATERPROOF |
ソール | Missiongrip®ラバー,Speedboard®,CloudTec® |
アッパー素材 | ー |
片足の本体重量を測定しました。
27.5cmサイズで重量は片足で467g。軽量なハイキングシューズです。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
オン クラウドロックウォータープルーフの詳細ブログレビュー
オン クラウドロックウォータープルーフの各部分についてブログレビューしていきます。
オン クラウドロックウォータープルーフのアッパー
アッパー素材は細かいメッシュが施された生地に、各部に補強のためのラバー素材が使われています。
アッパーにはWATERPROOFの表記。オリジナルの防水素材が使われています。
靴の履き口の部分は厚めのクッション材が使われています。得にシュータンのクッション性が高く、紐を強く結んでも圧迫感が少ないです。
かかと部分は動きを妨げないように深くカットされています。ダイナミックに足を動かしても、かかと部分がシューズに当たりづらいです。
ミドルカットモデルなので、履き口の高さはくるぶし辺りまでありますが、それほど歩きにくさは感じず、自然に足運びができます。
シューレースは細めのタイプです。紐を引っ張るとスムーズに全体が締まり、靴のフィット感の調整もしやすいです。
シューレースを通す穴は繊維を織ったループ状のものと、スムーズに紐が動くホールタイプのあわせ技。
足首上部は2つのフックかと思いきや、下段のフックだけシューレースを通すホールの穴も付いており、どちらでも好きな方を選べます。
下段のフックをハイキングシューズらしくフックとして使用するもよし、ホールに紐を通してランニングシューズの様に使用しても良しです!
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オン クラウドロックウォータープルーフのソール・インソール
オン クラウドロックウォータープルーフのアウトソールは、特徴のある大きめのラグが並んだオンのオリジナルパターン。
オンのシューズの代名詞ともいえる、クラウドテックと呼ばれる中抜された空洞のある大きめなラグ(ブロック)が目を引きます。
一つ一つのラグが着地時に潰れることで、衝撃を吸収。さらに潰れたラグが反発することで、前への推進力に変わります。
また、一つ一つのラグが独立し配置されていることで、あらゆる方向の力に対して足裏のそれぞれの部分で対応することができます。
また、ラグが適度な距離で独立することは、アウトドアでは泥の排出にも繋がり一石二鳥な構造。
オン クラウドロックウォータープルーフの高いグリップ性能
また、ラグの表面には粘着性の高い素材でできた「ミッショングリップ」が貼り付けられ、濡れた岩などでもスリップがしづらくなっています。
ミッショングリップの粘着性の高い素材に加えて、ラグの表面は細かい凹凸が付けられています。これにより表面積が増え、グリップ力が上がる効果を期待できます。
路面をしっかり踏みしめて、前へしっかり足を踏み出すことができます。
⬇次に爪先部分を見てみます。
爪先部分はクライミングゾーンのようなものはありません。
岩場を多く歩くようなトレッキングルートには、ソールパターンとしてはあまり向いていないかも知れません。その点から見るとアルプスの岩場が続くような登山道はオン クラウドロックウォータープルーフはあまりおすすめではありまん。
あくまで、土の上を歩き続けるトレイルなどに向いているシューズと言えるでしょう。
付属のインソールは比較的薄いながらも、中央部はクッション性が高いものです。
アーチの部分も低め&やわらかめなので、誰にでも合う作りになっています。
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オン クラウドロックウォータープルーフの使用感ブログレビュー
オン クラウドロックウォータープルーフの細かい使用感をブログレビューします。
オン クラウドロックウォータープルーフのサイズ感
筆者の足は幅広です。オン クラウドロックウォータープルーフはワイドサイズなどの設定はないので、通常モデルを選びました。
ちなみに、筆者の足は27.0cm・3E相当のやや幅広タイプで、普段のトレッキングシューズはワンサイズ大きめで27.5cmを履いています。今回のオン クラウドロックウォータープルーフも同様に27.5cmを選びました。トレッキングソックスは【FITS】の中厚手のものを履いての感想です。
フィット感は普通タイプだと思います。足の甲辺りの紐を緩めにしたらジャストフィットでした。アッパーが柔らかいので、きつくしたければ、紐の調節で対応できそうです。
普段どおりに紐を結ぶと、足首周りのフィット感が弱かったので、足首あたりの紐は気持ち強く結ぶとちょうど良いかも知れません。
オン クラウドロックウォータープルーフの歩き心地
オン クラウドロックウォータープルーフはなんといっても、軽いのが特徴。軽い上にクッション性とま前方への推進力があるので、自然と足が前へ進んでいきます。
爪先部分はかなり反り返った形です。歩行時は最後の蹴り出しまで、しっかりと路面を捉えてくれます。
平坦なトレイルをスピーディーに歩く時に適してそうです。
ヒール部分もやや反り上がっているので、足を踏み込んだ際も自然な感じで進んでいきます。かかと部分のクッション性も抜群です。
かかとからつま先までは差にすると7mmほど低くなっており、やや前傾しています。そのおかげもあってか、スムーズに足が出ていく感じがあります。
オン クラウドロックウォータープルーフのソールの硬さをチェックしてみます。
かなり柔らかいです。ミッドソールに硬い芯材は入っていないようです。そのおかげで平地では抜群に歩きやすいのですが、重たい荷物を背負ったりするトレッキング向きではないです。
特にトレッキング初心者の方がこの靴で、重たい荷物で長いトレッキングコースを歩くのは大変かもしれません。初心者の方が使うなら、軽い荷物でハイキングをする場合にとどめておいたほうが無難です。
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オン クラウドロックウォータープルーフのカラー展開
オン クラウドロックウォータープルーフはカラー展開が豊富でメンズが6色、レディースが5色の合計11色。
メンズ
レディース
オン クラウドロックウォータープルーフのまとめ
本記事ではオン クラウドロックウォータープルーフについてブログレビューしました。
オン クラウドロックウォータープルーフはスピードハイキングを意識したシューズですが、軽量でクッション性とグリップ力が高く、初心者の方の軽ハイキングにもピッタリのシューズです。
まるでスニーカーのような履き心地なので、軽快に歩けて、キャンプやフェスなど、また街でも使えそうなシューズです。スマートなデザインも他のハイキングシューズではなかなか見られないもの。
ということで、オン クラウドロックウォータープルーフのブログレビューでした。
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