雨のときだけではなく、冷たい風から身を守りたい時にも大活躍するレインウェア。
アウトドアのアクティビティでは、たとえ晴れの日でも必ず持っておきたい大事なアイテムです。
そして、レインウェアで使用する防水透湿性素材といえば「ゴアテックス」が代表的。ゴアテックスは機能も良く、素晴らしい素材です。
ですがただ一つ、手の届くお値段のゴアテックス製のレインウェアは、生地が固いものが多いのがやや難点。とくに、レインパンツは生地が固いと、歩くたびに結構ストレスです。
そこでおすすめしたいのが、オリジナルな防水透湿性素材を使用したファイントラックの「エバーブレスフォトンパンツ」。
日本のアウトドアメーカー「ファイントラック」が作る、オリジナルな防水透湿性素材の「エバーブレス」は、しなやかでストレッチ性があるという、今までのレインウェアの常識を覆すような素材。
さらに、防水性・透湿性もしっかりあるのに、手の届きやすいお値段設定なのもうれしいポイント。
ということで、本記事では日本のメーカー「ファイントラックのエバーブレスフォトンパンツ」をブログレビューします。
⬇レインパンツのおすすめについてもっと知りたい方は下記の記事が参考になります。
ファイントラック エバーブレス フォトンパンツのスペックと外観
素材 | 表:15dストレッチナイロンダブルリップ、裏:15dナイロンニット、中間層:エバーブレスメンブレン |
機能 | 防水性能:20,000mm、透湿性能:10,000g/m2・24hr(JIS L 1099 A-1法) |
重量 | 220g |
価格 | 17,600円(税込) |
原産国 | 日本 |
レインパンツで220gという軽さを実現しています。ケースを付けた大きめのスマホくらいですね。価格は17,600円ですので、ゴアテックス性のレインパンツに比べると手の届きやすい価格です。
ファイントラックのオリジナル素材「エバーブレス」とは
ファイントラック独自の防水透湿性素材エバーブレスメンブレン。そのメンブレンを表生地と裏生地で挟んだ、いわゆる3層構造になっているのがエバーブレスです。
その大きな特徴は防水透湿性はもちろんのこと「ストレッチ性」、「しなやかさ」がほかの素材に比べると格段に良いということです。
最近の流れでレインウェアにも着心地の良さを追求するのが最近の流れで、他にもミレー社の「ティフォンジャケット」、「ティフォンパンツ」などがあります。
ファイントラックのエバーブレスメンブレンはポリカーボネート系ポリウレタンを使用し、耐久性とストレッチ性に飛んだ性能を持ち合わせています。
一つ注目しておきたいのは、透湿性能のの測定に「JIS L 1099 A-1法」を採用してること。一般的に透湿性の測定には値が高く出やすい「JIS L1099 B-1法」を用いることが多いそうです。ですがファイントラックはより実際の使用状況に近いA-1法を採用しているとのこと。
数値だけでは使用感は測れませんが、他社製品と比べる際に測定方法が違うということに留意しておきましょう。
ファイントラック エバーブレスパンツの外観
写真は180cm・71kgの成人男の筆者がLサイズを着用しています。
フォトンバンツはジャパンサイズなので、私の場合LサイズかXLサイズが妥当なところ。今回はLサイズを選びましたがジャストフィットという感じです。もっとゆったり着たければXLサイズでももちろんOKなサイズ感です。
シルエットはシンプルなストレートタイプ。腰回りはダボ付きが少なくスリムな感じです。エバーブレスのストレッチ性のおかげで、窮屈さや動きづらさはありません。
膝から下の裾部分は比較的ゆとりがあるので、ハイカットのトレッキングシューズを履いてもツッパたりはしなそうですね。
股の部分は動きやすいようにガゼットクロッチが設けられています。
膝の部分は動きやすいように立体裁断に。平置きしても、若干膨らんでいるのがわかります。
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ファイントラック エバーブレス フォトンパンツの使用感ブログレビュー
レインウェアとは思えないストレッチ性
ファイントラック エバーブレスパンツの大きな特徴であるストレッチ性の高さ。ヨコ方向に130%の伸び率という仕様になっています。
レインパンツでストレッチ性が必要なのは、大きく足をあげるようなシチュエーションの時。
ストレッチ性能の高ければ、生地が突っ張って足が上げづらかったり、裾がずり上がって靴の内部に水が侵入してきたりを防いでくれます。
また、着ていても動き易いために余計なエネルギーを使うことがなく、スムーズな歩行を促してくれます。
スリムなシルエット
ファイントラック エバーブレスパンツは全体的にスリムなシルエットです。
おかげで、強風の際には衣類のバタつきが少なくなります。また、樹林帯を歩く際には枝などに生地を引っ掛けるリスクも減ります。
なのに窮屈さを感じさせないのは、ストレッチ性の高いエバーブレスだからこそでしょう。
スリムなシルエットならば使う生地の量も減るので軽量化にも貢献していそうです。
裏地はなめらかなニット織り
履きやすさを左右するのはストレッチ性やシルエットだけではありません。オーバーパンツとして利用するレインウェアでは、内部の衣類との滑りがいいほうが、足を動かしやすく快適です。
エバーブレスの裏地はニット織りなので、さらりとしていてとてもスムーズ。突っ張ったりすることが少ないです。
さらに、汗をかいたときも肌にべったりと張り付きづらく快適なのでおすすめです。
ものすごく便利!着脱しやすい長めのサイドファスナー
登山靴をはいたままレインパンツを履くのが苦手な方にはファイントラック エバーブレスパンツはすごくおすすめです。
フォトンパンツはサイドファスナーが腿のあたりまで大きく開くので、登山靴を履いたままでもレインパンツの脱ぎ着が非常に楽です。
足場の悪いところで、バランスを取りながらレインパンツを履くのも結構危なかったりします。で、結局登山靴を脱いで履いたりするのですが、コレが結構時間がかかります。
登山靴を履いたまま、レインパンツの着脱が苦手だなという方にはとてもおすすめですよ。
さらに、大きなサイドジッパーは上からも開けることができ、ベンチレーションとして使用すこともできます。
雨が降っている時は、締めて置かなければいけませんが、雨がやんだらこの部分を開けると、一気に衣類内の暖かい空気を排出してくれます。
雨が降ったり止んだりを繰り返すような天候の時に重宝します。いちいち、レインウェアを脱ぎきしなくてもいいですからね。
裾はボタン式で留められるようになっています。裾部分はそれほどタイトではないので、ハイカットの登山靴でも引っかかりが少ないです。
ファイントラック エバーブレスパンツ腰回りはゴムと紐でフィットさせる方式です。
フォトンパンツのように紐を結ぶタイプは、ワンアクションで調節できるコードロックが付いたタイプよりも、少し手間になります。
ですが、プラスチックのコードロックが腰部に無い分、リュックの腰ベルトを締めた時に干渉して痛みが生じるということがありません。
重たい荷物を運ぶために、腰ベルトを強く締める縦走登山などにありがたいです。
右の腿部分に控えめな finetrack のロゴと、右側の腰部にエバーブレス使用の証のタグがあります。
どちらも控えめです。
ファイントラック エバーブレスパンツの縫製部分の裏はシームテープで防水処理がされています。
ファイントラックの製品は「日本製」。公式ホームページでもそのこだわりが感じられます。
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まとめ:ファイントラック エバーブレス フォトンパンツは快適なレインパンツ!
レインウェアは硬い生地でゴワゴワして着心地が悪い。そんなイメージを覆すようなアイテムがファイントラック エバーブレスパンツです。
ストレッチが良く効いていて、しなやかで薄い生地なので、着ていて非常にストレスが少ないのがおすすめのポイント。
また、サイドの大きく開くファスナーやスリムなシルエットも使いやすさや歩きやすさに貢献しています。
もっと快適なレインパンツをお探しならファイントラック エバーブレスパンツはおすすめのアイテムですよ!
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