近場の低山を肩肘はらずに歩くのも好きですが、ときにはステップアップして高い山にも挑戦したくなるもの。
となれば、装備もそれに対応したものが必要で、特に気を使うのがトレッキングシューズ。少し難易度が上がるトレッキングを想定するなら、ハイキングシューズだとサポート力に心配があります。
特に夏のアルプス等を狙うなら、適度な硬さのソールを持ち、岩場にも対応できるトレッキングシューズが必要です。
そこで、おすすめなのが3シーズン用軽量トレッキングシューズ「ザノースフェイスのヴェルト S3K FUTURELIGHT」です。
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ザノースフェイスのオリジナル防水透湿性素材「FUTURELIGHT」を使用し、高い防水性と透湿性を備えているので、暑い季節でも靴内部が蒸れにくく安心です。
さらにソールには岩場にも対応できるクライミングゾーンが配されているので、岩場の多いトレイルでも安心して使うことができます。
ということで、ザノースフェイスのヴェルト S3K FUTURELIGHTについてブログレビューしていきます。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
![](https://o-sen.net/wp-content/uploads/2022/01/15-300x225.jpg)
ザノースフェイス ヴェルト S3K フューチャーライトの特徴とスペック
ヴェルトS3Kの主な特徴とスペックについて解説します。
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- 3シーズン向け軽量トレッキングシューズ
- オリジナル防水透湿性素材【FUTURELIGHT】使用
- つま先部分にクライミングゾーンを設け、岩場でも安心
- かかとはコバがありセミワンタッチアイゼンに対応
その他にも、
- 履き口にネオプレーンを使用し、砂利等を侵入させない作り
- 着地時の衝撃吸収と歩行を支えるクレイドルテクノロジー
などなど、様々な特徴があり、とても高品質なトレッキングシューズです。
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全体的なシルエットはスマートな印象。一見、細身の靴かなと思いきや、意外と靴の幅はあります。幅広(ワイズ3E相当)な筆者の足でもキツさはなく、ジャストフィットでした。ちなみにワンサイズ大きいものを選んでいます。
重量 | |
---|---|
重量 | 581g(実測:27.5cm 片足) |
防水素材 | FUTURELIGHT |
ソール | Vibram Mulaz |
アッパー素材 | バリスティックナイロン&TPUアッパー、合成皮革 |
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重量は片足で581g。このクラスのトレッキングシューズでは軽量です。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
![](https://o-sen.net/wp-content/uploads/2022/01/15-300x225.jpg)
ザノースフェイス ヴェルト S3K フューチャーライトの詳細ブログレビュー
ヴェルトS3Kの各部分についてブログレビューしていきます。
ヴェルト S3Kのアッパー
アッパー素材は強度と耐久性の高いバリスティックナイロンが主に使われています。
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また、強度が必要な部分には合成皮革で補強されています。そのおかげで、軽量でありながら十分な強度のあるアッパーになっています。
また、ザノースフェイスのオリジナルの防水透湿性素材【FUTURELIGHT】が内蔵しているので、雨や水の侵入を防ぎ、高い透湿性でムレにくくなっています。
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靴の履き口の部分にはネオプレン素材が使われています。そのおかげで、足首部分の肌への生地の接触が柔らかく、履き始めでも痛みなどはありません。
加えて、ネオプレンが履き口部分の隙間を狭くしてくれるので、小石等が侵入しづらくなっています。
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くるぶしなどが当たる部分には、しっかりとクッション材が入っているので、生地が当たって痛いということもありません。
シューレースは丸紐タイプでスムーズに動かすことができます。
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足首上部のシューレースをかけるフックは金属製で強度も十分ありそうです。
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ちなみに、金属のフックは軽く紐をロックするタイプなので、紐が緩みづらくなっています。
ヴェルト S3Kのソール・インソール
ヴェルトS3Kのアウトソールはトレッキングシューズでは定評のあるビブラム製。
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大きめのブロックが配されていて、ブロック間の隙間も広めです。
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軽量な荷物で、軽快に歩くトレッキングに向いたブロックパターンだと思います。
先端部分には岩場などに、グリップ力が期待できるクライミングゾーンが配されています。
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足場の狭い岩場が多い場所や岩稜帯などで威力を発揮しそうです。
付属のインソールは比較的薄いタイプのものでした。
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もし、好みのインソールがあるならば、変更したほうが良いかもです。ただ、ヴェルト S3Kのミッドソールはクレイドルテクノロジーという、クッション材が内蔵されて言えるので、付属のインソールでもクッション性は十分あります。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
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ザノースフェイス ヴェルト S3K フューチャーライトの使用感ブログレビュー
ヴェルトS3Kの細かい仕様感をブログレビューします。
ヴェルト S3Kのサイズ感
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筆者の足は3E相当のやや幅広タイプですが、痛みを感じる事無く足にぴったりでした。
筆者は普段のトレッキングシューズはワンサイズ大きめで27.5cmを履きます。今回のヴェルト S3Kも同様に27.5cmを選びました。
トレッキングソックスは【FITSのミディアム】を着用。サイズ感はジャストフィットで、細身の靴で感じられる横の締め付けも感じません。そのことからもヴェルトS3Kは【普通〜やや幅広】なトレッキングシューズだと思います。
アッパーの素材も柔軟性があるので、シューレースを締めると程よく足にフィットしてくれます。
ちなみに履き口のタンが大きく開くので、非常に履いたり脱いだりが楽だった事も付け加えておきます。
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ヴェルト S3Kの歩き心地
ヴェルトS3Kは平坦な道を長くあるくというよりは、上り下りの多い道をしっかりと歩く事に向いた靴です。
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爪先部分の反り上がりもそれほどなく、フラットに近い感じです。反り上がりすぎていない分、アウトソールと地面の接地面が多くなり、安定感が増します。
ヒール部分も反り上がりが少ないです。
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ソールの反り上がりが少ないため、傾斜のあるところでも、しっかりと地面にアウトソールを接地させることができます。
ヴェルトS3Kのソールの硬さをチェックします。
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硬めのソールで、しっかりと体重を支えてくれそうです。ただ、ソールの硬さの割には履いた時の歩きにくさがあまりないのが印象的です。
多分、ミッドソールに仕込まれているクッション材や、柔らかく足によく馴染むアッパーのおかげなのかも知れません。手でソールを曲げようとした時に「ああ、結構硬いソールだったんだ」と気付くほど、履いている時はソールの硬さが気にならなかったです。
そのほか、かかと部分にはコバが有り、セミワンタッチアイゼンを装着することも可能です。
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⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
![](https://o-sen.net/wp-content/uploads/2022/01/15-300x225.jpg)
ザノースフェイス ヴェルト S3K フューチャーライトのまとめ
以上、ザノースフェイスのヴェルト S3K FUTURELIGHTについてブログレビューしました。
ザノースフェイスのヴェルト S3K FUTURELIGHTは3シーズン対応の軽量トレッキングシューズで、夏のアルプスなどにも使えるスペックを備えています。
軽く、柔らかな履き心地ながら、硬めのソールで安定感があり、日帰り登山から縦走登山までカバーしてくれそうです。
靴のサイズ感も普通〜やや幅広なので、細い靴が苦手という方にもちょうどよいのでは無いでしょうか?
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
![](https://o-sen.net/wp-content/uploads/2022/01/15-300x225.jpg)