登山やアウトドアで必須アイテムと言えるレインウェア!
レインウェアは、天候の急変に備える必須アイテム。その中でも多くのハイカーから信頼されるのがザ・ノースフェイスのレインウェアです。
ノースエフィスのレインウェアは、ゴアテックス、フューチャーライト、ハイベントといった3つの高性能な防水透湿性素材を使ったラインナップ。各素材には独自の特長があり、選び方によって快適性が大きく変わります。
そこで!この記事では、ネイチャーガイドの筆者がザ・ノースフェイスのレインウェアのおすすめと選び方を徹底解説。
アクティビティや好みに合わせて、最適なレインウェアを見つけるポイントを紹介します。この記事を読んで、自分にあったザノースフェイスのレインウェアを見つけてくださいね。
ノースフェイスのレインウェアは3種類の素材を理解することがポイント
ノースフェイスのレインウェア選びで最も重要なのは、3種類の防水透湿性素材―ゴアテックス、フューチャーライト、ハイベント―を理解し、その特性に合わせて選ぶことです。
レインウェアでは使われている素材の特性がアクティビティの快適性を左右します。
ゴアテックスは防水性と耐久性に優れ、厳しい環境での使用に適しています。一方で、フューチャーライトは通気性が高く、暖かい季節やアクティブな活動に最適。ハイベントは価格も手頃で、軽量なのでライトなアウトドアアクティビティにてきしています 。
具体的にまとめると下記のとおりです。
- ゴアテックス
- 高度な登山や冬季の活動で最適。防水性と耐久性が求められる場合にはこの素材が一番。
- フューチャーライト
- トレイルランニングや夏季のハイキングに。通気性が高く、汗を効率よく逃がしてくれます。
- ハイベント
- 日帰りのハイキングやキャンプに。価格が手頃で、初心者にもおすすめ。
アクティビティに合わせて素材を選ぶことが成功のカギ
ノースフェイスのレインウェアは素材違いで様々なアイテムがあり、選ぶのに迷ってしまいます。デザインが似ていながらも、価格が大きく違う場合があり、初心者さんにはなかなかわかりにくいのが本音。
ザノースフェイスのレインウェアで使われる防水透湿性素材には3種類あり、それぞれに独自の特性があるため、アクティビティに合わせて選ぶと最適な一着を選ぶことができます。
それでは、その特徴についてそれぞれ解説します。
ゴアテックスを使ったノースフェイスのレインウェアの特徴
ザノースフェイスのレインウェアにはゴアテックスを使ったアイテムがあります。
ゴアテックスは、ゴア社が開発する防水透湿性素材です。防水性と耐久性に優れており、多くの登山者やアウトドア愛好者から信頼を得ています。ゴアテックスは特に厳しい環境での使用に適しています。
ゴアテックスのメリットとデメリット
ゴアテックスのメリットとデメリットは下記の通り。
- メリット
- 高度な防水性と耐久性
- 透湿性もあり
- デメリット
- 価格が高くなりがち
- 高温多湿な環境では、通気を確保する必要がある
透湿性もありますが、高温多湿な環境では透湿性が追いつかず、蒸れることもあります。
ただ、耐久性や防水性に関しては筆者も信頼しているので、レインウェアとして長く使いたいと思うときはゴアテックスを選ぶことが多いです。
ゴアテックス製のレインウェアを選ぶべきシチュエーション
ゴアテックスは、高い防水性と耐久性が魅力です。特に、寒い季節や強風が予想される場合には、ゴアテックス製のレインウェアがおすすめです。
なので、高山へ行く場合や天候の変化が予測しづらい縦走登山、冬を中心とした寒い季節などはゴアテックスのレインウェアを選ぶといいでしょう。
フューチャーライトを使ったノースフェイスのレインウェアの特徴
フューチャーライトは、ノースフェイスが独自に開発した防水透湿性素材です。この素材は、ナノレベルのポリウレタン繊維をミクロ単位で吹き重ねてシート状にしたもので、無数の細かな穴が開いています。この穴が通気性を高め、衣類内の湿気を外に排出してくれます。
フューチャーライトのメリットとデメリット
フューチャーライトのメリットとデメリットは下記の通り。
- メリット
- 通気性に優れている
- 素材が柔らかく着心地が良い
- デメリット
- ゴアテックスに比べて防風性が劣る
- 防水性や耐久性もゴアテックスに劣る
フューチャーライトの魅力はなんといっても、通気性があること。と言ってもスムーズに風が通るわけではなく、ゴアテックスなどに比べるとじんわりと空気が漏れるようなかんじです。
それでも、着用していると空気が入れ替わっているスースーとした感覚があり、確実にゴアテックスよりは通気しています。
フューチャーライトのレインウェアを選ぶべきシチュエーション
フューチャーライトは素材に通気性があるため、暖かい季節やアクティブな活動に最適です。
レインウェアを着ると暑さが予想される暖かい季節の低山登山や、トレイルランニングなどに適しているかもしれませんね。
それと、冬場でもハイクアップすることで汗をかくこともある登山では、絶妙な通気性が生きるかもしれません。
ただ、寒い環境や強風が予想される場合は、ゴアテックス製のレインウェアにしたり、別途ウィンドジャケットを持っていくことをおすすめします。
ハイベントを使ったノースフェイスのレインウェアの特徴
ハイベントは、ノースフェイスのオリジナル防水透湿性素材です。この素材は価格も手頃で、軽量なので持ち運びに便利です。特に、初心者や子供、短期間のアウトドア活動には最適です。
ハイベントのメリットとデメリット
ハイベントのメリットとデメリットは下記の通り。
- メリット
- 価格が手頃
- 軽量で持ち運びが容易
- デメリット
- ゴアテックスやフューチャーライトに比べて、耐久性や防水性が劣る
- 通気性もフューチャーライトに劣る
価格的に優位性があるので、手の届きやすいアイテムが多いです。
ハイベントのレインウェアを選ぶべきシチュエーション
ハイベントは、初心者向けの簡単な登山やハイキング、キャンプ、サイクリングなどに最適です。
しかし、厳しい環境での使用には不向きで、そのような場合はゴアテックスやフューチャーライトがおすすめですよ。
ゴアテックス・フューチャーライト・ハイベントの違いを表にまとめると
素材 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ゴアテックス | 高い防水性と耐久性。多くの登山者から信頼されています。 | – 高い防水性 – 耐久性が高い – 湿度の透過性がある | – 湿度調整が他の素材に比べ劣る場合がある – 高温多湿で注意が必要 |
フューチャーライト | ノースフェイス独自の素材で、高い通気性が特徴。 | – 通気性が高い – 素材が柔らかく着心地が良い | – 防風性が劣る – 寒い環境では注意が必要 |
ハイベント | 軽量で価格が手頃。身近なアウトドア用途に使用可能。 | – 軽量 – 価格が手頃 | – 防水性や耐久性はゴアテックスやフューチャーライトに比べて劣る |
ゴアテックスを使ったザノースフェイスのレインウェアのおすすめ
ゴアテックスを使ったザノースフェイスのレインウェアなら
- クライムライトジャケット
- クラウドジャケット
- マウンテンライトジャケット
- マウンテンレインテックス
がおすすめ。
クライムライトジャケット《当ブログおすすめ》
THE NORTH FACEの「クライムライトジャケット」は素材がGORE-TEX PRODUCTS 3層で、しかもエコ素材にリニューアルされています。表地はリサイクルナイロンで、裏地はマイクログリッドバッカー。湿気を含みにくく、透湿性もバッチリ。ヘルメットを着用してもカバー率が高く、パックを背負っても裾が上がりにくい設計。これはアルパインでの活動にはマスト。しかも、スタッフサック付きで携行も楽々です。
風のバタつきを軽減するシルエットと、パックを背負ったままでも腕をラクに上げられる運動性。これは多くの登山シーンで活躍すること間違いなし。重量も約310g(Lサイズ)と軽量なのも見逃せません。
当ブログでも一番おすすめしたいゴアテックスレインウェアです。耐久性、機能性、そして価格。三拍子揃ったジャケットなので、しっかりとパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
クラウドジャケット
クラウドジャケットはGORE-TEX Pacliteの2.5層構造を採用。約365g(Lサイズ)という軽さも十分!トレッキングや登山での動きやすさを考慮して、肩周りのパターンもアップデートされています。フロントのダブルフラップ仕様は、雨の日でもしっかりと身を守ってくれます。そして、フードのサイズ感がちょうどよく、ヘルメットをかぶったままでも大丈夫。これは登山中には非常に便利ですね。
さらに、シルエットがややゆとりがあるので、重ね着も楽々。トレッキングはもちろん、キャンプや旅行にも使いやすいデザインです。環境にも優しいリサイクルポリエステルを使用している点も高ポイント。携行に便利なスタッフサックも付いてくるので、持ち運びも楽ちんですよ。クラウドジャケットは、多機能でありながらシンプルなデザインで、どんなアウトドアシーンでも活躍してくれそうですね。
マウンテンライトジャケット
マウンテンライトジャケットはTHE NORTH FACEの名作!765gという重量は、確かに登山用レインウェアとしてはちょっぴり重いかも。でも、その分70デニールの生地がしっかりしているから、耐久性はバッチリ。1年中、どんなアウトドアアクティビティにも対応できそうです。
GORE-TEX採用で防水性も高く、肩部分のデザインがアイコニックでかっこいい!フロントのダブルフラップ仕様で、さらに防水性を高めているのもポイント高いです。
内側にはジップインジップシステムがあって、インナーと連結できるのも便利。トレッキングやキャンプはもちろん、デイリーユースにも使えるのが嬉しいです。
2022年秋冬シーズンにはサイズ感も見直されて、身幅がハーフサイズ大きくなったっていうのも、より多くの人にフィットすると思います。
多機能で、どんなシチュエーションでも活躍してくれそう。耐久性と機能性を求めるなら、おすすめのジャケットです。
マウンテンレインテックス
「マウンテンレインテックス」は約490g(Lサイズ)という軽さながら、GORE-TEX PRODUCTSの3層構造を採用。防水性と透湿性が高く70デニールのトリコットバッカーで肌触りも良く、防風・防寒シェルとしても使えるのが嬉しいポイント。
フードのデザインも考えられていて、本体の襟部分に収納できるビルドイン仕様。なので、雨の日はレインハット派という方にもおすすめです。さらに、携行に便利なスタッフサックも付属しています。
カラーバリエーションも日常使いに優れていて、これ一枚で多くのシーンに対応できます。軽さと機能性が高いバランスで融合している優れもの。是非ともおすすめしたいレインウェアです。
フューチャーライトを使ったザノースフェイスのレインウェアのおすすめ
フューチャーライトを使ったザノースフェイスのレインウェアなら
- フューチャーライト ドリズルジャケット
- フューチャーライト トレイルピークジャケット
がおすすめ。
フューチャーライト ドリズルジャケット
フューチャーライトドリズルジャケットは約435g(Lサイズ)と、持ち運びにも便利。75デニールの表地は、しっかりとしたハリがありつつ、着心地は柔らかで動きやすいです。特に、上半身の動きがスムーズにできるので、アクティブなアウトドアシーンでのパフォーマンスが上がります。
フューチャーライト トレイル ピークジャケット
フューチャーライトトレイルピークジャケットは驚くべきはその軽さ!Lサイズで約125g、ウィメンズLサイズはなんと約110gです。
手のひらサイズに収納できるので、トレッキングやトレイルランニングに最適です。デザインも優れていて、走るときにバタつかないサイズ感、裾と袖口の調整機能、そしてワイヤー入りの立体フード。これだけの機能がこの軽さで収まっているなんて、まさに夢のようなレインウェアです。
ハイベントを使ったザノースフェイスのレインウェアのおすすめ
ハイベントを使ったザノースフェイスのレインウェアなら
- ドットショットジャケット
- ベンチャージャケット
- スクープジャケット
- フリーランストリームジャケット
がおすすめ。
ドットショットジャケット
ドットショットジャケットは、THE NORTH FACEの定番防水ハードシェルで、その軽さが特徴です。約310g(Lサイズ)という重量は、長時間のアウトドア活動でも負担になりません。素材にはハイベント2.5層が採用されており、防水性と透湿性もしっかりなので、急な天候の変化にもしっかり対応できます。
シルエットもややゆとりがあり、厚手のミドルレイヤーとも合わせやすい設計です。さらに、リサイクル可能なナイロン生地を使用している点は、環境に配慮している証拠。
価格も手が届く範囲で、初めてのレインウェアとしても非常におすすめです。このジャケット一枚で、オールシーズン、ライトなアウトドアシーンで活躍できるでしょう。
ベンチャージャケット
ベンチャージャケットは約225g(Lサイズ)という軽さ!軽量化を目指すトレッキングにもピッタリです。フードのワンハンドアジャスターがアップデートされていて、フィット感が高まりつつ、視界もクリア。山での急な天候変化にもしっかり対応できますね。素材には環境に優しい植物由来のナイロンが使われている点も素晴らしいです。さらに、ビーズ加工されたClear-Dラミネートフィルムは、肌触りが良く、汗をかいてもべとつかない仕様。
止水ファスナーというのもポイントが高いです!この価格で防水性と軽量性を両立しているので、まさに登山初心者の強い味方。スタッフサックもついているから、持ち運びも楽々。
デザインもシンプルで日常使いにもバッチリ。アウトドアはもちろん、普段使いにも活躍してくれそうです。
スクープジャケット
「スクープジャケット」は多機能で登山からスキー、スノーボード、さらにはタウンユースまで、一枚で幅広く活躍します。注目すべきは、内側の専用ファスナーでインナーを連結できるジップインジップシステム。対応するフリースやインナーダウンがあれば、気温や活動に応じて保温力を調整できます。
素材には防水透湿性に優れたリサイクルナイロンを使用。雨や雪の日でも安心です。フロントのダブルフラップ仕様も、天候の厳しい状況での浸入を軽減してくれます。フードのワンハンドアジャスターも使い勝手がいいのも魅力です!
ただ、重量が約705gと少々重めなので、登山での使用は慎重に選びたいポイント。でも、2022年秋冬シーズンにサイズ感が見直され、よりバランスの良いサイズ感になっています。一年中一つのジャケットで何でもこなしたいという方には、このスクープジャケットを強くおすすめします。
フリーランストリームジャケット
「フリーランストリームジャケット」は約170gという軽さ。その理由はランニング用の防水ジャケットとして開発されたから。植物由来のリップストップナイロン素材と防水透湿素材ハイベントの組み合わせですが、3Dビーズ加工によるドライタッチな肌触りを実現しています。汗をかいても、このジャケットはしっかりと肌から離れてくれます。
デザインも実用性も優れていて、背負ったパックとの干渉を気にせずに着用できるカバーオール仕様。突然の雨や気温変化にもしっかり対応。背面のベンチレーションとシームシーリング加工で、ムレずに防水性もバッチリです。
日常使いから本格的なアウトドアまで、マルチに活躍してくれること間違いなし。ユニセックスモデルなので、男女問わず使えます。
まとめ
本記事ではザノースフェイスのレインウェアの選び方とおすすめについて解説しました。
ザノースフェイスのレインウェア選びは、一見簡単に見えても実は多くの要素を考慮する必要があります。
この記事では、主要な素材であるゴアテックス、フューチャーライト、ハイベントの特性と適用シーンを詳しく解説しました。それぞれの素材が持つ防水性、通気性、耐久性などの特点を理解することで、自分のアウトドア活動に最適なレインウェアを選ぶことができます。
また、おすすめのレインウェアも紹介しましたので、ぜひ一つ一つ確認してみてくださいね。
どんな天候にも負けないようこの記事が参考になれば幸いです。最適なレインウェアで、より快適なアウトドアを楽しみましょう。