登山には必ず持っていきたい登山用のレインウェア。
登山にレインウェアは必須の装備。
だけど価格や素材や機能がいろいろあって、どれを選んで良いのかわかりづらいですよね。
例えば、防水性素材がゴアテックスだったり、その他メーカー独自素材などが使われていたり。
さらに、お値段もピンキリなので、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。
そこで、この記事では登山におすすめのレインウェアを様々な角度から検証し、おすすめをピックアップ!
最後まで読んでいただけたらきっと自分にピッタリのアイテムが見つかりますよ♪
レインウェアについては下記の記事もチェックしてみてくださいね。
元屋久島ガイド推薦の最強登山用レインウェア
といってもたくさんあるレインウェア。どうしても選ぶのに悩んでしまいますよね。そこで、本ブログおすすめのレインウェアをそれぞれタイプ別にピックアップしました。
ぜひ、ショップの口コミや値段なども比較して検討してみて下さい。
ノースフェイス クライムライト ジャケット:長く使えるゴアテックス製ならバランス力が最強
ザノースフェイスのクライムライトジャケットはデザイン・価格も良くゴアテックス製ではバランス力最強の登山向きレインウェアです
ミレー ティフォン 50000 ジャケット:独自素材ながら軽くて、着やすくて、透湿性が高い
ミレーのティフォン50000はゴアテックス製にはあまりない、軽さと着やすさと透湿性が魅力。
ミズノ ベルグテックEXストームセイバーⅥ:独自素材採用で上下セットでこの価格!コスパ最強!
上下セットなのにこの価格!とにかく価格コスパで選ぶなら最強のベルグテック!
登山用のレインウェアの詳しい選び方
じっくりレインウェアを選びたいという方に、登山用のレインウェアの選び方の基本について解説します。
レインウェアを選ぶときのポイントは以下の5つ。
- レインウェアはアウトドアメーカのものを選ぶ
- 上記の条件を考えると、登山向けレインウェアはやはりアウトドアメーカーのものがおすすめ。まずはアウトドアメーカーのものから探しましょう。
- レインウェアは品質のいいものを選ぶ
- 安さは魅力ですが、価格が高くても「品質のいいもの」を選びましょう。快適性が違いますし、疲労の蓄積にも影響し、安全性を左右します。
- レインウェアは上下セパレートのものを選ぶ
- レインポンチョやレインコートは、使える場所が限られます。ジャケットとパンツが別になったセパレートタイプが無難です。
- 登山用レインウェアは軽さも大事
- 登山用レインウェアなら軽さが大事。ジャケットだけで400g程度が目安です。
- サイズ感は着込むことを考えて余裕をもたせる
- 内部に着込んだり、手の甲が隠れたりするように個人的にはレインウェアのサイズはちょうど〜やや大きめがおすすめです。
レインウェアの選び方① 登山用のレインウェアはアウトドアメーカーを選ぼう
やっぱり、登山向けに開発されたアウトドアメーカーのレインウェアがおすすめです。
レインウェアは某アパレル系ショップでも手に入りますが、機能性を考えればアウトドアメーカーのものがおすすめです。
代表的なのは、ノースフェイス、アークテリクス、ミレー、マムートなどトレッキングに強いメーカーのもの。
とくに個人的には日本人の体型に合うようにデザインされている、ノースフェイスがおすすめです。
また、デザインの良さならアークテリクスやマムートなどもおすすめ。ただし、ちょっとお値段は高めになります。
レインウェアの選び方② レインウェアは品質のしっかりしたものを
少々値ははりますが、品質の高いレインウェアは、疲労を抑え、登山の安全性が高めてくれます。
雨が降らなければ使わないかもしれないレインウェアに「そんなに高いお金は出せない」と感がてしまうのも無理はありません。
たしかに、100円のカッパでも少しだけなら雨を防げます。でもアウトドアでは、生地の強度や動きやすさなど、活動し続けることができる品質の高さが求められます。
生地が破れて水が染み込んできた!汗で蒸れて動きづらい!ではあるき続けることができません。
レインウェアは雨以外のときでも、防風や防寒など意外と活躍するもの。
さらにデザイン性の良いものなら、タウンユースにも使えるので、コスパも悪くありませんよ。
レインウェアの選び方③ 上下セパレートタイプのものを選ぶ
レインウェアというと、レインコートやレインポンチョなども思い浮かびますが、登山用途で使うならまずは上下のジャケットとズボンに別れたセパレートタイプがおすすめです。
上下セパレートならば体に沿った作りなので、動きやすく、強風に吹かれても風圧を最小限に抑えられます。
レインコートだと、山の頂上付近などで強い雨と風に吹かれた時は、雨が衣類内に吹き込んできてしまいます。
また生地がバタつくために歩行の邪魔をしたり、ひどい時は風圧で飛ばされてしまいます。
なので、登山用のレインウェアは上下セパレートのものを選びましょう。
レインウェアの選び方④ 登山用なら持ち運びを考えて、ジャケット400g程度がおすすめ
無雪期を中心に使う軽登山ならばジャケットだけで400g程度以下のものがおすすめ。
晴れた日でも、必ず登山に持っていくべきアイテムなのがレインウェア。
お天気が良くてレインウェアをまったく使用せずに一日が終わるなんてこともあります。だから、リュックに入れたままでも負担になら無い重さのものを選ぶようにしましょう。
雪のない時期の登山用ならジャケットだけで400g程度が中心。
それ以上重いものは雪山等のハードな環境に向けて作られたものが多いです。
軽量化を狙うなら200gを切る驚異的に軽いレインウェアジャケットもあり
荷物の軽量化を図るために、200g前後という超軽量なレインジャケットもあります。
表生地を薄いものに変更したり、細部の縫製の仕方、ジッパーなどの構成パーツを軽量化のために工夫されています。
ただ、生地が薄すぎて、引っかかりに弱く破れやすいというデメリットもあります。
また、軽量化のために最新の技術が使われ、お値段も高価になる傾向があります。
ただ、少しでも荷物を軽くしたいという方は、軽量性にこだわるのもおすすめです。
レインウェアの選び方⑤ 登山に使うならサイズはピッタリよりも「ちょっと大きめ」がおすすめ
サイズ感はちょっと大きめがおすすめ。中に着込めるし、雨の時でも手が暖かいです。
個人的にはレインウェアのサイズは少し大きめがいいと思っています(好みの問題かもしれませんが)。
理由は3つあります。
その1:中に着込めて暖かいため
寒い時はレインウェアの中にフリースや中綿入りのジャケットなどの厚手の物を着込みます。その時に保温力を左右するかさ高(ロフト)を潰さないようにするためです。
ピタピタのレインウェアだと、衣類と体の間の空気を潰してしまい、保温層が少なくなってしまいます。
その2:手を冷やさないため
2つめは、袖が長いほうが雨天の歩行中に手を濡らしづらいからです。
どういうことかと言うと、手袋をつけない状態で雨の中を歩いてると、末端である手先が濡れて冷たくなります。
それが少し袖が長いレインウェアだと、袖の中に手を引っ込めて歩くことができて、手を濡らさずに済むのです。
あまり、長すぎると使いづらいジャケットになってしまいますので、程々の長さで手の8割くらいが隠れるといいですね。
その3:動きやすさのため
3つめは、着心地の問題です。
今でこそ、ストレッチ性の高い生地を使ったレインウェアも出てきましたが、やはりレインウェアの生地は硬さがあります。
つまり、動きに合わせて伸縮しづらいのです。少しゆったりとしたほうが着心地も良く、動きやすいように思います。
ただ、あまり大きなサイズだともちろん逆に動きづらくなります。なので、大きすぎるのもダメです。
個人的にはジャストフィットよりも、少しゆとりがある程度がおすすめです。
【もっと知りたい】ゴアテックス製の登山用レインウェアおすすめ8選
ここからはレインウェアのおすすめをご紹介します。まずはゴアテックスを使った登山用レインウェアから。
ノースフェイス クライムライトジャケット
機能・値段・重量のバランスが良いコスパに優れたレインウェア。このブログイチオシ!
- 軽いレインウェアを探している
- おしゃれなレインウェアをさがしている
- 普段遣いもできるものを探している
ノースフェイスは日本人の体型にあったデザインで、着心地がよく誰にでもおすすめできるメーカーです。人気のクライムライトジャケットはレインウェアの「基本」とも言える逸品。高機能な3層構造のゴアテックスマイクログリットパッカーを使用しているにも関わらず、重量が公称値295gという驚きの軽量性。なのに、値段も高くなく、初めてのレインウェア選びに迷ったら、買って損のないアイテムです。
私が購入したのはブラックのカラー。フィット感ついてはメーカーではスリムフィットと謳っていますが、ジャストフィットという感じです。180cm、71kgでXLを選んでいます。ポケットもリュックのショルダーベルトに干渉しない位置で大きくゆとりがあります。
ゴアテックスマイクログリッドバッカーを使用していて、しなやかで裏地がサラリと滑りがいいです。汗をかいても生地が肌に張り付くことが少なく快適な使用感!
ノースフェイス クラウドジャケット
アウトドアでも街でも使えるゴアテックス製ジャケット
- 軽量なジャケットを求めている人。
- アウトドアやトレッキングなどのアクティビティに適したジャケットを探している人。
- 普段使いもできるレインジャケットが欲しい人
ザノースフェイスのクラウドジャケットはGORE-TEX Paclite2.5層を採用しており、防水性と透湿性は抜群。雨の日でも、汗をしっかりと外に逃がし、体の内部を蒸れさせることなく保ってくれます。
軽量性も魅力の一つで、長時間のトレッキングや登山でも体への負担を感じにくいです。さらに、コンパクトに収納できるので、持ち運びも楽々。デザインもシンプルで洗練されており、アウトドアシーンはもちろん、タウンユースでも十分に活躍します。
便利なポケット配置や、風雨から身体を守るためのフラップ式フロントファスナー、視界を確保するフードのワイヤーなど、細部にまでこだわりが感じられます。価格も税込30,800円と、高品質ながら手頃な価格帯です。
マムート クライメイト レインスーツ(上下セット)
上下セットなのに良心的な価格!コスパの高いレインスーツ
- 上下セットのレインスーツを探している
- おしゃれなレインウェアをさがしている
- 普段遣いもできるものを探している
マムートらしい落ち着いた色合いと、おしゃれなデザインで非常に使い勝手位のいいレインスーツセット。レインパンツとセットになっていて、コストパフォーマンスも高いアイテムです。重量も上下セットで540gと申し分ありません。初めてのレインウェアとしてもおすすめです。
フォックスファイヤー クレストクライマー ジャケット
性能と価格に優れた隠れた銘品
- 軽量で高性能なレインウェアを探している
- 国産メーカーにこだわりたい
国産メーカーのフォックスファイヤーからは、より軽量で透湿性の高いゴアテックスC-KNITバッカーを使ったクレストクライマージャケットがおすすめです。
30デニールの糸を使いながらジャケット重量295g。近い製品である「ノースフェイスのクライムライトジャケット」よりも、太い糸と高性能なゴアテックスファブリックスを使い値段も同等と、非常に注目すべきアイテムです。
アークテリクス ベータ LT
高品質な作りで、オールラウンドに使える
- 着心地のいいレインウェアを探している
- おしゃれなレインウェアをさがしている
- 普段遣いもできるものを探している
アークテリクスからはゴアテックス製のジャケットのモデルがたくさんありますが、ハイキング用のレインウェアはベータLTが第一候補。裏地のトリコットバッカーは、耐久性も良く着心地もいい素材。
重量も機能もバランスが良いので、長く多方面で使える1着です。絶妙なカラーリングとハイデザインで、街着としても利用できコスパよしです。
アークテリクスのシェル全般に言えるのが、体に沿ったパターンで動きやすく、視界が良好でストレスのないフードのクォリティの高さ。お値段は少々高く感じますが、着れば納得ですよ。
アークテリクス ベータ ジャケット
軽さと、美しさと、着心地を兼ね揃えたレインウェア
- 軽いレインウェアを探している
- おしゃれなレインウェアをさがしている
- 普段遣いもできるものを探している
アークテリクスの軽量レインウェアのおすすめはベータジャケット。ゴアテックスC-KNITを使用することで軽量性300gを達成しています。軽いので登山やハイキングでも気兼ねなく持ち出すことができます。
アークテリクスのシェル全般に言えるのが、体に沿ったパターンで動きやすく、視界が良好でストレスのないフードのクォリティの高さ。お値段は少々高く感じますが、着れば納得ですよ。
マーモット コモドジャケット
ゴアテックス パックライト使用で軽く&しなやか。カラー展開も豊富
- 軽量なものがいい
- ゴアテックス採用
- 豊富なカラーから選びたい
良質なウェアを提供するアメリカのマーモットの定番的レインウェアです。実はゴアテックスをアウトドアアイテムとして商品化したのもマーモットが初だとか。ゴアテックスパックライトを使用することで、しなやかで軽量なジャケットに仕上がっています。メンズ・レディースとも、色展開も豊富で、お散歩着としても使えそうな雰囲気です。レインジャケットとしての機能はしっかりと、おしゃれにも着られる優等生的なジェケットです。
プロモンテ ゴアテックスVSレインジャケット
ゴアテックス採用でも20,000円を切る高コスパ
- お値段重視
- でもゴアテックスがいい
- フードは収納式がいい
山岳用テントで有名なプロモンテのレインウェア。ゴアテックスを使用しているのにで20,000円を切るという信じられないお値段です。フードが収納式なので、雨のときはレインハットを使うから、フードはあまり使わないという方にはおすすめかもしれません。
さらにメイドインジャパンの安心なつくり。老舗のアウトドアブランドが作る堅実なレインウェアです。ゴアテックスをまだ試したことのない方は、このレインウェアから始めてみたらいかがでしょうか?
【もっと知りたい】メーカオリジナル素材のおすすめ登山用レインウェア8選
ゴアテックスではない、メーカーの独自防水透湿性素材を使ったレインウェアのおすすめ。どれも個性派揃いでお気に入りが見つけやすいです。
ミレー ティフォン50000 ストレッチジャケット
レインウェアとは思えないほどのしなやかさと透湿性
- 軽いレインウェアを探している
- 透湿性の高いレインウェアを探している
- しなやかな素材で動きやすさを重視している
フランスのミレーからは、しなやかな着心地が特徴のティフォン50000ストレッチジャケットがおすすめ。レインウェア特有の硬さが少なく、透湿性も高いので、雨が降っていないときでもウィンドブレーカー代わりになります。中には家を出るときから、一日中着続けるという人も。レインウェアの概念が変わるアイテムです。
しなやかでストレッチの効いた本当に着心地のいいレインウェアです。さらに透湿性も高いので、乾きも早くムレも少なめです。
ポケットはベンチレーションになっていたり、フロントのファスナーは下からも開くので、ベンチレーションポイントも多彩。雨が止んでもそのまま着続けられるような工夫があります。
ミズノ ベルグテック®EX・ストームセイバーVI レインスーツ(上下セット)
上下セットでアンダー定価16,000円(多分もっと安いはず!)コスパ最強レインウェア
- 値段が安くても、しっかりとしたものがいい
- 藪こぎや沢登りなど、生地の消耗が激しい場所で使いたい
- 上下セットのものがいい。
日本のメーカーミズノのベルグテックEXを使った上下セットのレインウェア。信じられないことに、16,000円以内でレインウェアが、しかも上下セットで買えてしまいます。
このお値段の割ににレインウェアとしての機能は高く、初めて使ったときは高価格帯のレインウェアとの違いは少ないことに驚きます。着心地も決して悪くありません。レインウェアは消耗品と割り切って、ガンガン使いたいという人にはピッタリです。
上下セットで15950円。そして、重量520gで十分ににコンパクト軽量なレインウェアです。
フードが立体的でストレスが少なかったり、フードを襟元に収納することができたりと、各部の仕様もちゃんと考えられています。このお値段なので機能的に大丈夫なのと思いますが、この予算でレインウェアを考えるなら、かなりおすすめできます。
ノースフェイス FLドリズルジャケット
機能・値段・重量のバランスが良いコスパに優れたレインウェア
- 通気性の高いレインウェアが欲しい人
- しなやかな生地のものを探している人
- 普段遣いもできる汎用性の高い物がいい人
ノースフェイスの独自素材フューチャーライト(FUTURELIGHT)を防水透湿性素材に使用したFLドリズルジャケット。重量が公称値415gと、今回紹介した中では重たいほうですが、表生地が70Dの厚手の生地なので耐久性が期待できます。FUTURLIGHTは通気性の高さがウリの素材なので、汗をかきやすい人や暑いエリアで活動する時に向いています。逆に防風性が求められる、バイカーや冬季の稜線歩きなどでは風にあたって寒いかもしれません。
表地は75デニールの糸を使い、生地にコシがあり強度も高そう。信頼できるプロテクションです。裏地は凹凸感のある織り方で、さらりとしています。汗をかいても肌に張り付きが少ないです。
ハイキングにも、普段のお散歩にも使えてしまうデザインがノースフェイスらしいです。使えそうなシチュエーションが多そうなので、一着持っていると本当に便利だと思います。
ノースフェイス ドットショットジャケット
キャンプやフェスにもガンガン使いやすい初心者にもおすすめジャケット
- リーズナブルなレインウェアを求める人
- アウトドア全般を楽しむ人
- さまざまなスタイリングを楽しみたい人
ザノースフェイスの「ドットショットジャケット」はリーズナブルな価格でありながら、2.5層のHYVENT-Dで防水透湿性を備えています。日帰りの低山ハイキングやキャンプ、フェスなど多様なシチュエーションで活躍すること間違いなし。
HYVENT-D2.5層は、水圧耐性が20000ミリ、透湿性が10000ミリと、ライトなアウトドア活動に十分対応できます。また、リサイクル可能なナイロン生地を使用しており、環境にも優しい点もいいですね。
着心地は非常に軽く、しなやかで、オールシーズンでの使用が可能です。大型のフードはフィッティング調整も可能で、高い位置に設置された大きめのサイドポケットは、バックパックを背負っても干渉しない設計になっています。
ただし、フロントファスナーが開閉しにくいというデメリットもありますが、これは慣れることで解消されるはず。コストパフォーマンスが高く、初心者から経験者まで幅広くおすすめできるアイテムです。
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超軽量まるでウィンドジャケットのようなレインジャケット
- 超軽量なレインウェアを探している
- 値段が安くて、おしゃれな物を探している人
ノースフェイスのオリジナル素材「HYVENT Clear D(2.5層)」を用いたベンチャージャケット。レインウェアとして必要最小限の機能を装備することで、圧倒的な軽さ(215g)に仕上げています。この軽さなら常にリュックに忍び込ませておくことができ、晴天時でも歩行の妨げになることはありません。
さすがに高級レインウェアに比べると、着心地や高い機能性は負けてしまいますが、ノースフェイスのレインウェアとしては値段も良心的で手の届きやすい価格。
カラーも豊富なので、コーディネートしやすいのも魅力です。普段遣いにも積極的に活用したくなるアイテムです。
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詳しく知るならザノースフェイスのベンチャージャケットのブログレビュー記事をどうぞファイントラック エバーブレス フォトンジャケット
着ていることを忘れるノンストレスなレインウェア
- 軽いレインウェアを探している
- 透湿性の高いレインウェアを探している
- ストレッチ素材で動きやすさを重視している
国産メーカーのファイントラックからは、ストレッチ性と透湿性の高いエバーブレスフォトンジャケットがおすすめです。さらに軽さも295gとトップクラスなので、持ち運びにも苦になりません。やはり、ほぼウィンドブレーカといってもいいほどの、しなやかさとストレッチ性。レインウェアとは思えない着心地です。
ファイントラック エバーブレス レグンジャケット
エバーブレスシリーズ最軽量のジャケット
- さらに軽いレインウェアを探している
- 沢登りなど、濡れても重くなりにくいのを探してる
- ストレッチ素材で動きやすさを重視している
ファイントラックからは前述のエバーブレス・フォトンよりさらに軽い、エバーブレス・レグンがあります。大きな違いは生地が3層ではなく、2.5層になっているところ。
裏地が生地ではなく、立体感のあるドットをプリントしているので、より軽くなることと、濡れても裏地に水を含まないため、水離れがいいという特徴があります。
パタゴニア トレントシェル 3L
手の届く価格設定なパタゴニア
- お値段重視
- 豊富なカラーから選びたい
- フロントジッパーがフラップ式がいい
人気のアウトドアブランドパタゴニアのトレントシェル3L。オリジナルの防水透湿性素材「H2Noパフォーマンス・スタンダード」を使用しています。
重量は多少ありますが、パタゴニアなのに手の届きやすいお値段が魅力。デザインも美しく、普段着にも使いたくなります。
ところで、登山にはなぜ登山用レインウェアがおすすめなの?
晴れていても登山にはレインウェアが必要。
この記事は登山初心者の方もご覧いただいているかもしれませんので、なぜ登山には登山用レインウェアが必要なのかという理由について解説します。
結論から言うと、登山に特化した機能性に優れているから!
レインウェアには普段使い用、釣り用、ゴルフ用、バイク用など使い方によって様々に分けられます。
しかし、登山用レインウェアで特徴的な機能は以下の3つです。
- 軽量性
- コンパクト製
- 高い防水性と透湿性
この3つは登山用のレインウェアにおいてとても重要な機能になります。
それぞれ詳しく解説します。
おすすめの理由①:軽量性に優れている
登山用のレインウェアは軽量性に優れているので、荷物を少しでも軽くしたい登山にピッタリです。
晴れた日でも山にレインウェアを持っていくのが基本。もしかしたら使わない道具なので、負担にならない軽さが求められます。そのため、登山に必要な機能に絞り、軽さを重視して作られているのです。
登山には軽量な登山用のレインウェアを選びましょう。
おすすめの理由②:コンパクト性に優れている
登山用のレインウェアはコンパクト性にも優れているので、登山の際の荷物の量が減らすことが出来ます。
登山の荷物はできるだけコンパクトが基本。そうすれば大きなザックを使わずに持ち運ぶことができます。
登山にはコンパクトになる登山用のレインウェアがピッタリなのです。
おすすめの理由③:防水・透湿性に優れている
登山用のレインウェアは強い雨を弾く防水性と、衣類内の湿度を放出する透湿性が大事です。
登山では体の表面がいつもドライでいることが大切。なぜなら、濡れたままでいると気化熱によりどんどん体温が奪われてしまい、危険な状況になるからです。
そのため、雨が侵入しない防水性と、体から発する水蒸気がいる以外に放出される透湿性が大切になります。
登山用のレインウェアはゴアテックス等の防水透湿性素材を使っているので、登山にピッタリなのです。
登山用レインウェアにゴアテックスなどの防水性透湿性素材が重要なわけ
よく聞くゴアテックスという素材。レインウェアで最重要な機能である、防水透湿性素材のことです。
この防水透湿性素材について詳しく解説します。
防水透湿性素材とは?
ゴアテックスなどの登山用のレインウェアに使われる防水透湿性素材は、その名の通り「防水性」と「透湿性」がキーポイント。
- 「防水性」
- ⇨雨などが衣類内部に入らない機能
- 「透湿性」
- ⇨衣類内の湿気を衣類外部に排出する機能
汗がでるような登山中は大量の水分を体から発します。
外からの雨を防ぐためなら、ビニール生地でも良さそうですが、それだと衣類内がムレて肌を濡らしてしまいます。
ムレ水蒸気として外部に逃がす「透湿性」が必要になってくるわけです。
防水透湿性素材は超微細な穴が空いている「膜(メンブレン)」。
その膜をサンドイッチするように、表の布と裏の布とで張り合わるのが基本構造。
この膜に空いた超微細な穴が絶妙な大きさで、「水は通さないけど、湿気は通すよ」という性質があるため、防水しながら透湿する機能が可能となるのです。
防水透湿性素材はゴアテックスだけ?メーカー独自の素材も悪くない!
「防水透湿性素材」として有名なのはゴアテックス社の「ゴアテックス」ですが、その他にも各メーカーの「独自」の防水透湿性素材もあります。
筆者の経験から言うと(筆者は長年雨の多い屋久島でアウトドアガイドの仕事をしてたので、たくさんのレインウェアを使ってきました)
ゴアテックスも”良いけど”、各メーカー独自素材にも”優れたものがたくさんある”
です。
透湿性の高さや、生地のしなやかさ、裏地の肌触りなどそれぞれの防水透湿性素材に特徴があります。
ですが、基本的にアウトドアメーカーのものであれば、一定基準はクリアしています。
ゴアテックスの登山レインウェアのおすすめについてもっと詳しく知るなら下記の記事にまとめましたので御覧ください。
また、ゴアテックスではないメーカーオリジナルの防水透湿性素材も個性的なアイテムが多く魅力的です。
ゴアテックス以外のメーカーオリジナル素材のおすすめ登山用レインウェアについては下記の記事に詳しくまとめてあります。
登山にレインパンツやレインハットなども合わせればさらに強力
この記事でご紹介したレインウェアはジャケットタイプがほとんど。上下セットになっているレインウェアは最近は数が少なくってきています。
なので、レインジャケットと一緒に登山におすすめのレインパンツも一緒に選びたいという方は下記に詳しくまとめましたので御覧ください。
また、レインハットも一緒に組み合わせればかなり強力に雨対策できます。
⬇登山用レインハットのおすすめをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
登山用レインウェアのメンテナンスにオススメの洗剤・撥水剤
生地の表面を水玉がコロコロと流れ落ちていくのは生地の撥水性のおかげ。
この撥水性はレインウェアを数回使用すれば、すぐに低下してしまいます。
どんなに高機能なレインウェアでも撥水性が落ちてしまうと、生地表面を水が覆ってしまうため、せっかくの透湿性が低下します。すると衣類内側の水蒸気が逃げず、衣服が湿ってしまうことも。
「数回の使用で防水性が無くなった!」と思うのは、実は撥水性が低下することが原因の事がほとんどです。
ということで、レインウェアの機能の維持に欠かせないのが「高い撥水力」です。
- 生地表面の汚れ
- 洗濯の仕方撥水
- コーティングの低下
の3つが必要になります。
少なめの中性洗剤で表面の油汚れを落とします。その後、しっかりとすすぎを行い洗剤残りがないようにします。表面の撥水効果が残っているときはこれだけでも撥水力がいくらか回復します。
専用の撥水剤が売られているので、洗濯後につけ置きタイプやスプレータイプの撥水剤を使うと撥水力をアップさせられます。
つけ置きをするタイプはムラになりにくく、簡単に処理できます。全体的に撥水を回復させたい時に最適です。スプレータイプのものはムラができやすいので、部分的に処理したい時に最適です。
面白いことに、生地の表面に熱を与えると撥水力が復活します。
低温であて布をしたうえでアイロンをするか、コインランドリーの乾燥機を使う方法などもあります。
熱を与える方法は、かなり効果的で新品同様にレインウェアの撥水性が蘇ります。
私は撥水剤を使用した後に、コインランドリーに持ち込んで乾燥機を20分以上に回します。何着もいっぺんに処理するので、簡単ですし、満足の行く撥水が得られます。
ただ、レインウェアの洗濯表示で乾燥機不可のものもあります。不適切な方法で行うと、生地のメンブレンの剥離が起こったり、シームテープが剥がれたりします。洗濯乾燥については表示のタグを確認のうえ行ってください。
上記の3つをすべて行わなくても、一つだけでも効果があります。撥水力の低下の具合によって調整してみてください。
レインウェア用の撥水剤について
ゴアテックスなどの防水透湿性素材の撥水剤は専用のものを使用します。
撥水剤も様々な物があるのですが、モノによっては透湿性を残ってしまう場合もあります。専用の商品を使うようにしましょう。
私は色々と試した結果、定番のニクワックスを使用しています。
洗濯後につけ置きするだけので簡単ですし、撥水効果も高いです。そして、何度も使う事を考えると、他の製品よりもランニングコストが低いので、頻繁に使うことができます。
撥水剤に迷ったら是非試してみてください。
一番のおすすめレインウェア撥水剤ニクワックス!
類似のレインウェア撥水剤
登山用レインウェアに関するQ&A
- 登山用レインウェアはいつ着るの?
-
レインウェアという呼ばれますが、山の中で雨が降った時はもちろん、風の強いときや寒い時にも有用です。それは、雨を通さない素材が、外部の空気のシャットアウトし、衣類内部で温かい空気をある程度保ってくれるからです。雨以外でも寒さを感じたり、風に吹かれたりした時は積極的にレインウェアを着てみましょう。
- 登山用のレインウェアの耐水圧はどれくらい必要?
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登山用のレインウェアの耐水圧は20,000mm程度が必要と言われています。アウトドアショップで売られている登山用のレインウェアは概ねこの基準をクリアしているものが多いです。ただ、軽量性を全面に押し出したモデルなどでは耐水圧を犠牲にしている場合もあります。心配ならアイテムを選ぶ際に耐水圧の表記があれば参考にしてみると良いでしょう。
- レインウェアの耐久年数は?
-
レインウェアの耐久年数は一般的に5年程度と考えられています。劣化する原因の一つは生地内部の防水透湿性素材が剥離したり、縫い目から水の侵入を防ぐシームテープが剥がれてきたりするものです。そうなると防水性の機能が著しく落ちるので、買い替える必要があります。保管する時は直射日光の当たらない風通しの良いところだと、劣化を抑えられ長持ちします。
登山にはお気に入りのレインウェアを持っていこう!
以上、登山におすすめのレインウェアジャケットについてご紹介しました。
ゴアテックスを使ったレインウェアはやはり人気。しかし、非ゴアテックスのメーカーオリジナル素材のレインウェアもおすすめなものが多いのが実感です。
なので、レインウェアを選ぶ時は素材だけでなく、値段、デザイン、機能性などトータルで選ぶほうが、自分に合ったものをチョイスするといいでしょう。
また、レインウェアを雨の時にだけ着るものと考えるとお値段が高く感じてしまいます。
しかし、普段使いもできそうなデザイン性の高いものを選ぶと、お散歩や街着としても活用できるので、少しお値段が高くてもコスパがよくなります。
ぜひ、お気に入りのレインウェアを選んで、ガンガン使ってくださいね。