登山用ウールソックスのおすすめをご紹介【スマートウール・ダーンタフ等】

登山ソックスは外からあまり見えない部分でもあるため、身につけるアイテムの中では「脇役」に見られがち。

「靴下なんてどれも一緒でしょ!」と思うかもしれませんが、実はめちゃくちゃ大切なアイテム。

トレッキングで酷使する「足」を「寒い!」や、「痛い」から保護してくれて、快適なトレッキングには欠かせません。

さらに言うなら、素材はメリノウールのものがオススメ

理由はクッション性・吸湿性・保温性・防臭性などなど、ウール素材には登山で欠かせない機能が備わっているから。

ということで、本記事ではトレッキング向けのソックスの選び方を、後半でオススメのトレッキングソックスについてご紹介します。

→先にオススメのトレッキングソックスについて知りたい方はこちらからジャンプ

【お知らせ】

屋久島の縄文杉登山を考えているあなたへ★
秩父で縄文杉事前対策体力作りツアーを開催しています。

縄文杉対策ツアーin秩父
目次

そもそも、登山に登山用のソックスがおすすめな理由

普段使いのソックスとは違い、登山用のソックスには以下のような特徴があります。

  • 全体的に生地が厚くできている
  • 足裏はより厚くクッション性能がある
  • フィット感があり、靴ずれを起こしにくい

もっとも重要なのは硬い登山靴から足を守る、クッション性。

普段使いの薄いソックスとはこの部分が大きく違います。

また、生地がたるまないようにフィット感よく作られているので靴の内部で靴ずれを起こしにくいのも大切な要素です。

素材はメリノウールが含まれているのがおすすめ

また、ウールや化学繊維などの素材は吸湿性や速乾性に優れているので、足ムレを防止しマメなどのトラブルを防ぎます。

特にウールは優秀な素材で、その優れた特徴は

  1. 吸湿性
  2. 保温性
  3. 防臭性

の2点にあります。

僕はウール系ソックスの快適さを知るまでは、普通の綿のソックスを使っていました。

綿のソックスは汗をかくと蒸れて靴ずれを起こし、足先も冷たくなり、脱いだ時の異臭も強烈でした。

それでも「登山は気合でなんとかなる!」と考えていて、今思えば不毛な戦いをしていました。

良い登山靴を持っていても、ソックスをおろそかにすると、本当の快適さは手に入れられません。

登山靴と登山用ソックスがセットになって初めて、快適な登山の足回りが完成するのです。

登山向けメリノウールソックスの選び方

適度な厚みでクッション性のあるものが◎

ほしいのはクッション性です。

特に登山靴は足裏のソールが硬いものが多いのでクッション性は非常に重要です。

靴下の生地が厚ければクッション性は高まりますが、保温力も高くなってしまうので、暑い季節には汗をかいてしいまいます。

薄手のものもありますが、あまり生地が薄いと吸湿性が減り逆に靴擦れの原因になることもあります。

基本的には中厚手でタイプのものがいいでしょう。

それでも熱くて汗をかくならば薄手タイプのもので足裏部分だけ厚みのあるモデルを使用しましょう。

寒い季節は保温性が高いものを

寒い季節にウールソックスを利用するならやや厚手の保温性の高いものがオススメ。

ウールなのでもともと保温性が高いのは納得ですが。それだけではなく、発汗時にはウールが吸湿し、そして発熱してくれます。

そのため、肌がドライな状態が保たれ、しかも発熱効果のおかげで足元がポカポカでいられるのです。

なので、ウールの配合率が高くて、厚手のものを使用するのがおすすめです。

夏に使うなら薄手のものを

夏のトレッキングにもウールの靴下は大活躍。

夏にウールソックスなんて暑いのでは?と思いますが、意外とおすすめなんです。

ウールの持つ吸湿性のおかげで、夏でも肌をドライに保ってくれます。

しかもさきほどの防臭効果もあるので、夏こそウールのソックスの出番と行っても過言ではありません。

とはいえ、厚手のウールソックスはさすがに暑いです。

中厚手や薄手だけど足裏だけクッション性が高いという、夏向けのウールソックスがおすすめです。

フィット感とサイズが大事

サイズが大きすぎて靴の中でソックスの生地が余っていると、靴ずれの原因になります。

しっかりと足にフィットした靴下が理想です。

また、ソックスの長さは3シーズンのトレッキングならば、くるぶしの上まで来るミドルレングスのものがおすすめ。

冬期や積雪期なら、保温性も期待できるロングソックスもいいですが、ふくらはぎの締付けも気になるところ。

ですが、登山靴と地肌が直接接してしまうと炎症の原因に。少なくとも登山靴の履き口の高さよりは長いソックスを選びましょう。

当ブログおすすめの登山向けウールソックス

はじめての登山用ウールソックスにおすすめ『スマートウール ハイククラシック フルクッション クルー』

ウール66%、ナイロン33%、ポリウレタン1%
中厚手

トレッキング向けメリノウールソックスでは定番的存在。丈夫で履きやすく、値段も手頃なので、はじめての一足におすすめです。コレを基準にもっと厚手がほしければダーンタフを、フィット感が高いほうが良ければフィッツを選んでもいいでしょう。まずどれか一足というならばおすすめしたいのがスマートウールのハイクミディアムです。

リーズナブルな登山用ウールソックスにおすすめ『千代治の本格トレッキングソックス』

千代治のくつ下
¥2,420 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

アクリル90%・ウール10%・ポリエステルポリウレタン5%
中厚手

ウールの配合率は10%程度と少ないものの、化学繊維のドラロンとのコンビネーションで非常に快適で肉厚なトレッキングソックス。価格も手頃でおすすめです。個人的には他の高級ウールトレッキングソックスよりも蒸れるかなと言う印象です。しかし、驚異的な安さなので、日帰りトレッキングやハイキングでは十分な威力を発揮してくれます。2足セットのものを購入すれば、替えを別に購入しなくてもいいので嬉しいポイント。

メンズ

千代治のくつ下
¥2,420 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

レディース

千代治のくつ下
¥2,420 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

フィット感の高い登山用ウールソックスにオススメ『FITS ミディアムハイカー クルー』

メリノウール70%、ナイロン22%、ポリエステル6%、ライクラスバンデックス2%
中厚手

足に吸い付くようにピッタリと履けるフィッツのミディアムハイカークルー。極細のメリノウール繊維のおかげで、なめらかな肌触りは一度試すと癖になります。フィット感が良すぎて、かかと部分の摩耗が激しいのですが、それでも2足目、3足目と買ってしまうのは履き心地が素晴らしいから。驚きのフィット感をぜひ一度試してみて下さい。

まだまだある!おすすめのメリノウールハイキングソックス

ダーンタフ ハイカー ブーツソック ミッドウェイト フルクッション

ウール66%,ナイロン 32%,ポリウレタン 2%
中厚手

生涯保証付きのダーンタフのソックス。中厚手タイプながら、足裏と脛の部分のクッションに厚みをもたせたモデルです。クッション性が高いので、履き心地が良く、ソールの硬い登山靴との相性も抜群です。ふくらはぎの真ん中くらいまでの長さなので、足元が冷えやすい方にもおすすめです。

ダーンタフ ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト クッション

DARN TOUGH(ダーンタフ)
¥3,300 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

ウール59%,ナイロン 39%,ポリウレタン 2%
中厚手

靴下なのに穴が空いたら交換してくれる生涯保証付きのダーンタフ。その名の通りタフさに自身がある証拠です。高密度に織られ、生地が緻密でクション性と耐久性が高く、底の硬い登山靴とあわせても足が痛くなりにくいです。ウールの配合率も高いので、吸湿性や防臭性も期待できます。価格もお手頃なのではじめてのダーンタフにもおすすめです。

DARN TOUGH(ダーンタフ)
¥3,300 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

ダーンタフ マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション

ウール 72%,ナイロン 26%,ポリウレタン 2%
厚手

生涯保証を掲げるダーンタフのマウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション。ハイカーシリーズよりも厚手で、寒冷期の使用に向いています。

スマートウール ハイククラシック ライトクッション クルー

ウール69%、ナイロン30%、ポリウレタン1%
中厚手

人気のスマートウール製。ハイクシリーズの中では下から2番めという薄さのソックス。その下がライナータイプのソックスなので、一枚履きではこれが最薄という設定です。夏のハイキングや靴底の柔らかいトレランシューズなどに合わせるといいです。

キャラバン メリノウール パイルソックス

メリノウール69% ,ナイロン23%, ポリウレタン8%
中厚手

トレッキングシューズも手掛けるキャラバンのメリノウール パイルソックス。ウール配合率も69%と高いのに、手の届きやすい価格が魅力です。生地に厚みもあるのでは着心地も良く、トレッキングシューズとの相性も抜群です。

キャラバン RLメリノ・レトロトレッキング

caravan(キャラバン)
¥1,728 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

メリノウール60%、アクリル17%、ポリエステル10%、ナイロン8%、ポリウレタン5%
中厚手

フィット感に優れたキャラバンのRLメリノ・レトロトレッキング。特徴は左右の足の形に合わせて、立体的に作られており、よりフィット感が高いモデルです。生地に余計なたるみが出づらいので、靴内での靴ずれ防止に役立ちます。

caravan(キャラバン)
¥1,728 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

ザ・ノース・フェイス トレッキング ミッドウェイト クルー

THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
¥2,200 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

ウール混率約4%
中厚手

ノースフェイスのトレッキングソックス。ウールの配合率は4%と少ないものの、バクテリアの繁殖を抑えるポリジン加工が施されているで防臭・抗菌性も高いです。手の届きやすい価格も魅力。

THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
¥2,200 (2024/11/20 08:34時点 | Amazon調べ)

おすすめ登山向けウールソックス比較表

スクロールできます
ウールソックス価格ウール配合率厚さ
スマートウール
ハイククラシック フルクッション クルー
¥2,310ウール66%
ナイロン33%
ポリウレタン1%
中厚手
千代治
本格トレッキングソックス
¥2,200/2足アクリル90%
ウール10%
ポリエステルポリウレタン5%
中厚手
フィッツ
ミディアムハイカークルー
¥3,146メリノウール70%
ナイロン22%
ポリエステル6%
ライクラスバンデックス2%
中厚手
ハイカー
ブーツソック ミッドウェイト フルクッション
¥3,520ウール66%
ナイロン 32%
ポリウレタン 2%
中圧で
ダーンタフ
ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト クッション
¥2,750ウール59%
ナイロン 39%
ポリウレタン 2%
中厚手
ダーンタフ
マウンテニアリング マイクロクルー
ヘビーウェイト フルクッション
¥3,520ウール72%
ナイロン 26%
ポリウレタン 2%
厚手
スマートウール
ハイククラシック ライトクッション クルー
¥2,090ウール69%
ナイロン30%
ポリウレタン1%
中厚手
キャラバン
メリノウール_パイルソックス
¥1,760メリノウール69%,
ナイロン23%
ポリウレタン8%
中厚手
キャラバン
RLメリノ・レトロトレッキング
¥2,640メリノウール60%
アクリル17%、ポリエステル10%
ナイロン8%、ポリウレタン5%
中厚手
ザ・ノース・フェイス
トレッキング ミッドウェイト クルー
¥1,760ウール混率約4%中厚手

ウールソックスで快適な登山を楽しもう!

登山に使うならウール素材が入ったアウトドアソックスがおすすめです。

なんといっても、吸湿性やクッション性が高いことで、歩行中の足のトラブルが減り、寒い時にも足元を程よく温めてくれます。

キャンプやテント泊縦走など、泊りがけのアクティビティのときも、防臭性が高いのもありがたいです(それでも、予備のものを別に持っていくといいですが)。

ウールが入っているので、お値段が張りますが、一度履いてみるとその快適性が病みつきになってしまうかも。筆者は自宅にいる時も登山用のウールソックスを履いています。冷たいフローリングの床でもふかふかですよ。

以上、登山におすすめのウール系アウトドアソックスについてでした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次